マイティーやり込みゲーム動画、今度は自ら墓穴を掘る!?

前回お伝えした、サブチャンネルの『動画途中での案件CM挿入』について、また疑惑が指摘されているため取り急ぎお伝えしておきたいと思う。


筆者は全く気づいていなかったのだが、ユーチューブ公式の収益化機能を利用せず、動画内に別企業のCMを直接組み込むことは、『商用・営利目的』に該当する可能性があるというのである。


また、ドラクエ7の動画を投稿する際には、ガイドラインにより著作権者を表示する必要があるのだが、それも満たされていないため、たとえ前述の商用利用が適性と判断された場合に於いても、どのみちガイドラインを満たしていないことに変わりはないと。


いやいや、『クリーンであることの証明動画』を出す前に、自分から思いっきり墓穴掘ってますやん……。


事態は最早エミュを使っているとか使っていないとかだけに留まらず、この件についても必ず説明を求められるような『穴』を、他ならぬマイティー自身が掘ってしまったと言えるだろう。(このような『実験』をガイドライン周りの確認もせずに性急に行ってしまうあたり、コメント欄等では一見平静を装いながらも、正直追及にかなり焦っているのではないか?という感は見受けられる)


この件についての釈明については、既に予告されている『クリーンであることの証明動画』に期待、待つとして、ここではマイティーに限らず『ゲーム実況者』や『ゲームレビュアー』等の配信者の『著作権への意識』について、筆者の見解を述べておこうと思う。


まず、『ゲーム実況者』や『ゲームレビュアー』等の配信者は、法のグレーゾーンで人様のコンテンツを使わせて頂いて活動させて頂いているのだということを、謙虚な姿勢で自覚しなければならない。


ゲームをプレーして適当にコメントして、それがあたかも『自分のコンテンツ』のように勘違いしているかもしれないが、それは『自分のコンテンツ』ではなく、あくまで『人様のコンテンツ』や『人気』に乗っからせて頂いているだけに過ぎないのである。


『ゲーム文化の普及と発展のため』、そんな寛大なお心でクリエイター様やメーカー様がお目こぼしして頂いているだけのことを、あたかも伸びたのは全て自身の力、手柄であるかのような、著作権など無視して自分が何もかも好き勝手にしていいなどという驕り高ぶりは、到底許容できるものではない。


ただ単にたまたま時流に合っただけ、お釈迦様の手の平の上で躍らされているだけのことを、井の中の蛙が大海を想像できないように、勘違いをしてはいけない。


自分が余程の『クリエイター』にでもなったつもりでいるのかもしれないが、その素材はほとんどが人様のものであり、そこに寄生しているだけ、自分では何も生み出していないということをよくよく認識しておいた方が良い。(それを必要以上に持ち上げる視聴者側も、認識しておく必要がある)


そんなごちゃごちゃ言われるのは嫌だというのであれば、自分で1から素材を用意して、自分でコンテンツを作れば良いのである。それなら誰に文句を言われる筋合いもない。


その努力をすることもなく人様のコンテンツを使わせて頂いているのだから、まず著作権者に対する『敬意』や『謙虚な姿勢』というものが何より大切だろう。


あまりに人様のコンテンツに敬意がないというか、何でもやっていいとでも『勘違い』している配信者が多いのではないか?と思い、ここに筆を執った次第である。(最近では、楽曲を無断配信して任天堂に著作権侵害の申し立てにより削除された、海外のユーチューバーが思い起こされる。動画を『収益化していない』ことを強調し、何故か逆ギレしていたが、盗っ人猛々しいとは正にこのこと、任天堂からすればそんなことを勝手にやられたら、それだけ『販売機会の損失』にあたるのである。それによって被った損害金を賠償できるのか?と。謝罪するならまだしも逆ギレとは勘違いも甚だしいし、人様の権利、知的財産を一方的に侵害しておいて、何故ここまで驕り高ぶれるのかが筆者には到底理解できない)


ただ、そんな筆者があまり好ましくは思っていない『ゲーム系配信者』ではあるが、もちろん高く評価する『ポイント』というものはある。


それが例えば『やり込み』で時間を使って物凄く身体を張っているとか、編集技術が著しく高いとかこだわりがあるとか、そのゲームに対する『深い愛情』が見えるとか、ゲームを面白く見せる『笑いのセンス』があるとか、そのような『際立った点』がある配信者は筆者もキチンと認めているのだ。


筆者の見る限りでは、『shu3』あたりはそのクリエイター様やメーカー様に対する『敬意』や、『ゲームへの深い愛情』というものが見えると思う。


以前インタビューで本人も語っていたが、周りに『所詮は人様のコンテンツに乗っかったゲーム実況』と思われているのが嫌だったと、だからこそ、そういったゲーム配信の『負い目』を自覚しているからこそ、『人には真似できないような過酷なやり込み』を続けているのではないかと、筆者には思える。


何故なら、その『人には真似できない』という部分、それこそが自分の『アイデンティティ』というものだから。


それがあって初めて、『人様に誇れるゲーム配信』というものができるのではないかと、筆者は思う。


かつてはマイティーも『やり込み』で時間を使って物凄く身体を張っていると思っていたため、筆者は好きだったし非常に高く評価してもいた。


マイティーにも、このような疑惑を持たれるのではなく、胸を張って『人様に誇れるゲーム配信』をしてほしいなと、切に願っている。

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