なんで人気があるのかよく分からんゲーム配信者と、ゲーム配信でついに初の逮捕者の話 その5

その5まで続いたゲーム実況系に関する話題、今回が最後ということで、二つのチャンネルとユーチューブや配信系サイト全般についての筆者の私見を少し語って終わりにしたいと思う。


まずは以前、ポカオスとプレキルの話題で少しだけ出てきた『Dゲイル』について。


【Dゲイル】


クソつまらん。(?)


いや、つまらないというより正確にはゲーム紹介、レビュー系チャンネルのようなので、『時間の無駄』『観る価値がない』と言った方がより正確かもしれない。


筆者がこういった紹介、レビュー系(それこそナカイドのような)に腹立つのは、その分野に関する深い知識や独自の考察などがあれば良いのだが、誰でも言えるような浅い内容で無知な視聴者を騙して、何故かクリエイターより高い報酬を得れてしまっている点にある。


前回も言った通り、作品に寄生しているだけの『コバンザメ』の方が、何故作った本人より稼いでいるのか意味が分からないし、これが本当に好きでその作品を紹介している、ほとんど趣味、ボランティアのような状態でやっているというのであればまだ良いが、それで高い報酬が得られ、それを目的にゲーム紹介やレビューをやっているというのは到底健全な状態とは言えないだろう。


クリエイターというクジラが存在するからこそコバンザメが生息できているのであって、ナカイドのように自分では何も生み出せないような者が、よく偉そうに作品を上から目線で批評できるなと本当に不思議でならない。そのような点に何ら疑問も持たず、ナカイドを神かのように持ち上げるリスナーも本当に理解ができない。(偉そうに批評することで、あまり自分で考えることをしないタイプの視聴者にとっては、ナカイドがよほどゲームについて見識の深い人物であるかのように錯覚を覚えてしまうのである。観ていれば中身はスカスカであることに気付くと思うが)


Dゲイルの話なのに何故かいつの間にかナカイドの話になってしまっていたが(?)、筆者のこういったチャンネルに抱いている印象は大体そのようなところだ。


【キャベツの人】


以前KENT氏のブログを盗用していた件で一度取り上げているので、本来は書くつもりはなかったのだが、あまりに見過ごせない吐き気を催すほど気持ち悪いものを見てしまったのでついでに。(?)


それは、『最近つまんねぇゲーム紹介・実況とか増えすぎな件、辛口で底辺共に向けてバズる方法&改善点を教えます。再生数も稼げない底辺ユーチューバーやってて何が楽しいの?』と題された、ユーチューブで伸びない方々を煽るような動画。


サムネには『ゴミみたいなゲームレビュー・実況多すぎ、クソ底辺たちはもうユーチューブ辞めろwwww』と書いてあるのだが、全て自分にブーメランということに気付いていないのか本当に不思議でならない。(一応コメント欄には『自分にブーメランな発言も多いですが』と書いて保険をかけてあったものの、そう思うのであれば初めからこんな動画を投稿しなければ良い)


過去に盗用をしていた人物が、少なくとも盗用という人の道から外れた行為はせずに頑張っている方々に対して、よくそこまで偉そうに上から目線で説教できるなと思うし、それを絶賛しているコメント欄にも本当に恐怖を感じた。


また、動画内で『自分も炎上に関しては経験済みで』とは言うのだが、その炎上の内容が『盗用』だったという件について触れようとしないのは卑怯で不誠実だと思うし、以前その件についての謝罪動画を上げたはいいものの、それが広まらないようにすぐに消したように、全く反省しているとは思えない。何故なら、本当に反省しているというのであれば、『自戒』と『視聴者への周知』という意味で、謝罪動画は本来は残しておかなければならないはずだ。


この他にも酷すぎる『パクリゲーム』に物申している動画などが散見されたが、人様のものをパクっていたのは自分自身だろう、一体どの立ち位置でそれを物申しているのか本当に理解ができない。


盗用をするような人物より、盗用などせずにチャンネルを伸ばそうと頑張っている方々の方が、人として余程立派なのはわざわざ説明する必要もないだろう、それを過激なサムネで煽って一体何様のつもりなのかとしか思えないし、自分の盗用の件はもう風化したとでも思っているのか、本当に不快だった。


本当に、こんなものを絶賛している方々も、いい加減目を覚ました方がいいと思うよ……。「僕(私)、むかし人のものを盗用して動画を作ってた人を支持して応援してるんだよ!!」と、家族や友人に胸を張って言えるか?という話。言えるというのであれば最早何も言うことはない、それで自分が恥ずかしくないなら勝手にやってなさいとしか言いようがない。


ここからはユーチューブや配信系サイト全般についての筆者の私見となるが、前回人が集まっているチャンネルに更に人が集まっているのは、『入口に行列が出来ている店』のようなものと語った。


そこから更に、リスナーとしては『大勢に乗っかることで自分まで強くなったような、偉くなったような錯覚を覚えている』というのもあるかもしれないと思った。


例えばコレコレなどはそのいい例だと思うが、リスナーも一緒になって対象を叩きまくるという図式は、日頃のストレス発散にはうってつけなのかもしれないし、炎上やそれを叩くというネット社会の流れ自体が、現代の『歪んだエンタメ』になってしまっている点はあると思う。


ここからは『著作権侵害』についての話。


ツイッターなどでもそうだが、人様の画像や動画を『著作権侵害』しまくっているアカウントと、それを持ち上げる倫理観のないリスナーを減らしていかない限り、ユーチューブや配信サイト、SNSが無法地帯となってしまう。(というかもう既になっているが、それを是正していかなければならないということ。それを変えるには利用者個々人の『マナー』や『意識』を変えていくしかない)


日本の刑罰があまりに甘すぎて、逮捕されたところで大した罪にもならないし、全く『抑止力』になっていないと筆者などは思う。


もっと社会全体が『絶対に犯罪は許さない』という空気感を醸成しないと、それによって名を上げようと考える迷惑行為や炎上行為が後を絶たなくなってしまう。


更に納得がいかないのは、例えば、ゲーム実況者で現在はルールを守っていたとしても、過去に『著作権侵害』をしていてそれによって人を集めて有名になったという場合、犯罪で有名になって得た名声でその後の人生まで上手く行き、過去の犯罪行為については過去のことだから不問で済まされるのか?ということ。


それはどう考えてもおかしいだろう、過去も現在も関係なく犯罪は犯罪であり、それに関しては過去に遡ってキチンと責任を取ってもらわなければならない(もう時効が成立してしまっているものに関しては別として)、でなければ悪いこともせず真面目に真っ当に頑張っている人があまりにも浮かばれないではないか。


そもそも犯罪行為に対して収益が支払われていること自体がおかしい訳であって、何でも『目立ったもん勝ち』『やったもん勝ち』の世の中になってしまっていることに、もっと社会が危機感を覚えないといけないと感じている。


最後に、このランキングはあくまで筆者の個人的感想を述べているだけで、好きで観られている方の感覚や楽しみ方までをも全否定するものではない、なので『ああ、人によってはそういう見方、意見もあるんだな』ぐらいに捉えて頂ければ幸いだなと思っている。


以上、その5まで続いたこの話も、ひとまずここで終わります。(?)

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