三納物語、ステマ疑惑と引退宣言について その2

では、前回に引き続きその2では、三納物語の引退宣言について考察していきたいと思う。


まず、話は引退宣言の前に遡るが、そこでチャンネルの概要欄に『8月1日に重大発表!!』と書いてあったため、これまで多くのユーチューバーの全く重大でもないどうでもいい報告に何度も騙されてきた筆者としては、これも『はいはい、どうせまたどうでもいい報告なんでしょ?』と高をくくっていたのである。


そして、蓋を開けてみれば来年8月31日に引退します!!という、ほんとの重大発表だったというわけだ。(?)


この引退宣言に関しては、これまで幾度となくメンヘラって引退宣言→やっぱりYouTube続けますのムーブを見せられてきた身としては、額面通りには受け止められないところもあるし、そもそもその前の生涯ユーチューバーやりますみたいな話はどうなったの?また引退詐欺じゃないの?という向きもあるのだが、気になる点が一つだけある。


それは、これまでのパターンでは『即引退』と言っていたものが、今回は『来年に引退する』(それまで1年間頑張る)ということで、これまでと『パターンが変わっている』こと。


こんなふうにパターンが変わるということは、YouTubeが急に嫌になったとか一時の気の迷いではなく、1年間YouTubeを頑張り通して引退すると覚悟を決めている感があり、今回に関してはガチの可能性の方が高いのではないかという気はしている。


そして引退宣言からおよそ2週間が経った、本日8月15日、三納は狂ったように(?)毎日動画を出し続けており、ああ、また無理して毎日動画投稿しちゃってるよ。無理しすぎてまた精神に不調をきたさないといいんだけどな……と心配にはなった。


先日1日だけ投稿がなかった日はあったが、この引退宣言から突然始まった怒涛の毎日投稿、本人的にも気合いは入っているのだろうが、ゲームならまだしも実写動画を毎日投稿するのは明らかに無理があるというか、気合いが空回っている感があり、それに伴い動画のクオリティーもダダ下がりの印象はあった。


キレ夫氏がドクター差別氏の一件の時に語っていた、『粗製濫造』という言葉が当てはまるというか、別に無理して毎日投稿する必要はないと思うし、それでクオリティーが落ちてつまらない動画を出すぐらいであれば、自分の株を下げるだけなので出さない方がマシとすら思える。


動画のコメント欄もカメラマンがしゃしゃってるのがウザいであるとか、そもそも動画がクソつまらないであるとか、これも案件ですか?ステマやってません?等の低評価のコメントばかりであり、全盛期は信者による絶賛の嵐だっただけに、ここ最近のムーブでこれほど『敵』を増やしてしまっていることに驚きすらある。


筆者が見た時、ある動画などは1日でたったの再生数『2580回』と、登録者が54万人いるとはとても思えない脅威のオワコンぶりを見せつけており、その54万人どこに行ったんやと本当に不思議に思う。(?)


まあ消えた54万人はどうでもいいのだが(?)、コメント欄にこれほどまでにアンチが増えてしまったのは、以前視聴者の皆様に自分から喧嘩を売ってしまったからであり、全て身から出た錆、自らの行いが自らに返ってきてしまっているように感じる。


そんなことをしても何の得もないし、むしろ損しかないよと筆者は当時言っていたと思うのだが、それも分からず暴走して視聴者を置いてけぼりにしたまま、現在の低空飛行、オワコンぶりである。


また、最近の動画で、三納が自身のチャンネルの低迷理由を『人間味が足りないのが原因』などと語っていたため、ここまで自己分析できていなかったのかと逆に(?)驚いてしまった。(まあ自己分析できていたら今の悲惨な再生数になっていないだろうが。そのため、三納に必要だったのは、動画やチャンネルを客観的に見れるブレーンだったのかもしれない。とはいえ、そんな存在がいたとしてもまたいつものメンヘラで自ら遠ざけてしまうだろうから、これはもう遅かれ早かれ逃れようのない運命だった気もする)


80度の斜面を滑り落ちる(というかほとんど落下する)が如く、ここまで人気が急降下してしまったのは、人間味がどうとかそんなことではなく、主に以下の2点に集約されると思う。


①何度も言っている通り、筆者が面白いと感じていたのは、ウォシュレットの飲み比べ(?)をしていた三納の一番初期の小汚かった頃と、アレがアレしてる時の(?)ヤバい動画である。


ここで大きな夢を叶えたいと、初期のプライドをかなぐり捨てて、YouTubeに全力で体当たりする姿が良かったわけであって、視聴者はそこを面白がっていたし好感を持ってもいたのだ。


が、いつからかそこに高いプライドが透けて見えるようになり、コメント欄で信者に企画の天才などとおだてられたことから、勘違いして意識高い系の方に行ってしまったのが、徐々にアンチが増えていった要因の一つ目ではないかと思う。


昔は視聴者が上で、全力で変なことをする三納を見て笑うという図式だったのに、いつからか三納の方が視聴者より上の立場になり、俺が企画で笑わせているという図式に変わってしまい、その言動や態度が鼻につくようになってしまった。


意識高い系の語りなど大半の視聴者は見たくないし興味もないし、求められているものを理解できず、プライドだけが肥大化してしまったことが、視聴者が離れてしまった一つ目。


②これはもう上でも語った通り、大事な視聴者に自分から喧嘩を吹っかけてしまったことが極めて大きい。


それに加えて急にスピリチュアルな方に行ったり、胡散臭い連中と絡み出すなど、どう考えても原因はそこなのにも関わらず、人間味が足りないのが原因などと現状認識が全くできていないとしか言いようがない。


更に最近では案件のステマなど、視聴者に自ら嫌われに行っているとしか思えないムーブを連発しており、何故視聴者が離れていっているのか本当に分かっていないのか?と、逆に心配になるレベルである。


他にも細かい点はいくつもあるが、大体このような点が、視聴者が一気に離れてしまった原因ではないだろうか。


『実るほど頭を垂れる稲穂かな』という言葉があるが、『謙虚』というものは非常に大事であり、視聴者の皆様のおかげで今の自分があるということは肝に銘じなければならないだろう。(筆者であれば、いつも目を通して下さる読者の皆様のおかげ)


引退宣言に関しては、なんだかんだ理屈をこねてはいるものの、今も再生数が絶好調で専業で食えるだけの収益があれば引退とは言っていないと思うし、真の理由としては苦労に収入が見合わない=ガチのオワコンになったから辞めるとしか思えない。


メインチャンネルで性格の悪いところを出すと以前のように反発されるため、吐き出せない鬱屈した怒りをインスタのストーリー(24時間で勝手に消えるため痕跡が残らない。よってメインで言えない、しかし腹立つのでどうしても言わないと気が済まないことを言うには好都合となる)で吐き出しているとのコメントもあり、そうか、Xの方が凍結されてしまったため、今は本音(?)を吐き出せるのはそこしかないのかもしれないなぁとは思った。


人によっては、消えるストーリーではなく文章として残る形で正々堂々と言えよという向きもあるかもしれないが、心が辛いのであれば吐き出せる場所も必要だし、まあそこに関しては勝手にやっててくれとしか。(?)


ただ、ストーリーはいいのだが、コメント欄のこれは案件なのか?ステマなのか?等の都合の悪い質問には答えないというのは不誠実だと思うし、何も恥ずべき点がないのであればキチンと説明して、胸を張って堂々としていればよいではないか。そういう逃げは筆者は好きではない。


あと、引退宣言動画のコメント欄で、『引退のその日まで応援してるよ~』などのコメントが多く見られたが、その動画を最後、回を追うごとに再生数がダダ下がりしていっているのは一体全体どういうことなのかとは思った。(?)


最後まで応援するのであれば普通再生数は同じか少し減るぐらいのものだろう。引退宣言を境に1万超えれば良い方で、最近では5000にすら満たなくなってきているのはどういうことなのか、そのコメントを書いた時にそういう気分になっていただけで、YouTubeを消した次の瞬間には既にどうでもよくなっている、全然最後まで応援してへんやんとどうしても思ってしまう。口だけでなく行動で示してほしいとは思うのだが。(?)(まあコメントで応援した人はちゃんと継続して観ているが、その他の視聴者が離れていっているのかもしれない)


ここからは擁護(?)の意見にはなるが、人様のコンテンツに寄生する他のゴミチューバーと比べると、三納は内容も悪くないし充分頑張っているため、それほど自分を責めることはない。


何故ここまで厳しいコメントが並ぶのかというと、昔の動画が光っていただけに、それだけ目の肥えた視聴者が集まってしまった、『自分で自分のハードルを上げてしまった』点もあるのだ。


たまに他の配信者を見ると、三納ほど内容のないクソつまらん上に楽をした動画であるにも関わらず、何をやっても喜ぶような、何もかもを全肯定する盲目信者が集まっているというのだから、これはもう類は友を呼ぶというか、三納の動画のレベルが高かっただけに、昔と同じかそれ以上のものを求めている視聴者が集まってしまっているのである。


三納物語はここまで身体を張って充分すぎるほど頑張ってきたから、そこは筆者も高く評価しているし、自分の残してきたものに胸を張っていい。


最後になるが、なんにしても引退ということで、筆者も数年に渡って続けてきたこの三納の考察からも、ようやく『卒業』(?)できるのだなと、少し感慨深いものはあった。


キレ夫氏と三納は実写系では数少ない、筆者がSランクを付けたユーチューバーであったため、来年で終わりと思うと哀しさも……。


まあ、なんだかんだ紆余曲折はあったものの、今まで身体を張って本当によく頑張ってたよ……。


来年引退を決めたというのであれば、その日まで投稿された動画に全て目を通して、キチンと見送ろうと思った今日この頃だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る