キレ夫氏の新作動画がシリーズ化を望まれるレベルで感動した話

つい先日キレ夫氏の新作動画が公開され、これが視聴者大絶賛の『新たな神シリーズ』となりうる面白さだったため、今回はそれについて書いていこうと思う。


その動画とは、前半と後半に渡って投稿された、『評判の悪い寿司屋で気をつかって早めに帰ったら客と店主で俺の悪口大会』という動画。(キレ夫氏のこういった複数に渡る動画はまず間違いなく面白いことで有名(?)。何故そんなことが言えるのかというと、キレ夫氏は『作品の質』というものを見て投稿をされているため、これは前後編に渡っても視聴者を飽きさせない質があると判断されたということだろう。もっとも、ただ単に編集が間に合わなかった可能性もあるが)(?)


編集の遅れはともかく(?)、この企画は普通にオモロいし、普段は善人ヅラしている偽善者の『隠された暗部をえぐり出す』という意味でも、どこか学者がやる『人間の行動実験』にも通ずるところがあるというか、作品の面白さだけでなく学問的にも(?)非常に意義のある検証だとは言えるだろう。


動画の詳しい内容については、ここで全部語ってしまって興ざめになってしまっては、まだ観ていない方にもキレ夫氏ご本人にも申し訳ないので、敢えて多くを語る気はない。


動画の流れとしては前述のタイトルの通りの流れなのだが、実際に観てみると文章ではその魅力を書き表せないほどのハイレベルの笑いの演出、『通称キレ夫マジック(?)』がふんだんに散りばめてあるため、その魅力を完全に味わうには今すぐこんな文面など閉じて(?)、やはり動画そのものを観てみるしかないだろう。


その笑いの演出の中で筆者が特に驚愕した(というか一番笑って度肝を抜かれた、これはすげぇ、勝てねぇと思った)のは、動画の冒頭で店主がシャッターを開けた瞬間に、そこに立っていたキレ夫氏が「ウニで」と注文をして、店主が人がいたことにビックリして腰を抜かすところwwww(???)


いや、このボケ天才すぎるやろwwww


どっからそんな発想が出てくんねんwwww


凡夫であればICレコーダーだけでも満足できるレベルの面白さが既にあるのに、そこで満足しない笑いのサービス精神が凄いwwww(?)


これまで多くのお笑いや作品を観てきた筆者ではあるが、これには参った。(いや、観てきたからこそその凄さが分かると言ってもいい)


これは常人にはとても出てこない発想であり、今までこれだけ多くの動画を出してきながら、更にそれらを超えるこんなボケが思いつくとは、本当に天才的としか言いようがない。(その才能は衰えるどころか、更にキレ味や凄みを増し『進化』しているように思える)


更にこのボケが素晴らしいのは、筆者などはこのボケの『バックグラウンド』を色々と想像して笑ってしまうのであるwwww


『その絵を撮るためだけにいつから立ってたんやwwww』とか、『シャッターの前でタイミングを窺いながらずっと待っている巨漢のオッサン』を想像するだけでもうオモロいし、ボケだけでなくそういった背景の部分まで面白いのは素晴らしいとしか言いようがない。


初めからICレコーダーで音を取るのではなく、一度店を出てからICレコーダーを忘れました、と言って取りに帰ってくるのも、非常に斬新で面白かった点。


この構成、つまり、一度いなくなったと思わせてからまた舞い戻って(?)くるからこそ、ICレコーダーで悪口を拾われていたと知った時の、店主や客の引きつった表情、場の凍りついた空気感を撮れるのであって、初めからICレコーダーを使っていたらこうはならない。(普通なら自分がいる時にこっそり隠して録音するという発想ぐらいしか出てこないのだが、まさかわざと置き忘れて自分への悪口を確認するために使うとは、まずそんな活用法を思いつくこと自体が凄い。忘れてましたと言った時の周りの反応まで構成を練る段階で計算されているのだろう。本当に素晴らしい)


たまたま店に忘れたICレコーダーがたまたまスイッチが入ってたので、たまたま録音されてましたってwwww


どんだけ偶然が重なんねんwwww


ICレコーダー作ってる会社でもそんな状況ねぇよwwww(?)


この誰も思いつかなかった活用法があまりに素晴らしすぎて、またICレコーダーを使って違うところでもやってください(人の暗部をえぐってください)と、各所から(?)絶賛の声が上がっていた。


しかし、動画は面白かったのだが、客が言うのはまだしも、他の客と一緒になって店の店主が悪口大会とは、これは客商売、サービス業としては到底ありえないことであり、言われまくっているキレ夫氏が可哀想で普通に引いてしまったのは確かだ。せっかく食事に来て頂いたお客様でしょう……。(まあ、キレ夫氏ご本人もこの店や店主が叩かれることが本意ではないと思うので、ご本人の意向を汲んでどうか叩かないであげてほしいが)


閑話休題。


だいぶ前(4年ほど前。建築系の例のヤーツが上がっていた時期だったため、調べてみると4年前でびっくりした)にツイッターでキレ夫氏とお話した時に、これほど面白いのに世間の評価が全く追いついていないのは、『放送室の松本人志風に言うと『アンテナ伸びてへんな~』と思います』と筆者は話していたのだが、コメント欄を見ていると、ようやく少しずつはその面白さが認知されてきたのかなとは感じた。


ようやく、というか、やっと徐々に世間の方がその面白さや才能に気付いてきたのか……遅いのよほんとに……と、『アンテナ伸びている人』は本当に数少ないんだなぁと感じた次第だ。(これでもまだまだ評価が足りていないとは思うが)


あと何故か筆者の環境では、前半や後半の動画に広告が表示されたのだが、これはユーチューブが勝手に表示しているのだろうか?と疑問に思わないでもない。


というのも、もしユーチューブが勝手に表示しているのだとすれば、以前このチャンネルから収益化を剥奪したにも関わらず、そのチャンネルの動画に勝手に広告を付けるというのはさすがに道理が通らないだろうという疑問だ。


筆者の他にもコメント欄で広告が表示されたという方がいたので、これは筆者の環境だけではないということは確認済みである。


これがキレ夫氏の収益化が復活した証なら良いのだが、気になったため一応。


現時点ではまだ考えてはいないのだが、これ(ICレコーダー)がシリーズ化されて何本も名作が上がってくるようだと、つい先日解説した『キレる課名作シリーズ』の入れ替えをもう検討しなければならないほどのレベルだった。(これが出てからランキングを作れば良かったとちょっと後悔中wwwwなんでまたすぐに凄い名作出てくんねんwwww)(?)


あと、キレ夫氏の〇〇を表彰する『〇〇大賞企画』で、このICレコーダー企画の店主を表彰する『レコード大賞』も考えているとのことで、


なるほど、ICレコーダーだから『レコード大賞』ねwwww


そういうとこでもやっぱセンスあるなくっそ~wwwwと思った。(?)


そんな素晴らしい発想の裏で、三納の動画が相当ヤバいことになっていたため、次回のユーチューバーランキングはおそらくその解説となります。

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