死神くんのブラック企業生活!〜人使いの荒い上司に今日もコキ使われて過労死寸前の日常を死神くんは生き抜く!〜

ちーずけーき

第一話 死神くんの所属する所




「ルシファー、お前今月の死者数まとめたか?資料見せろ」



僕の名前はルシファー、一応死神だよ

そして僕の前に仁王立ちして書類を沢山持っている人は僕の上司、魔神さまだよ

僕は神様だけど殆ど人間の社会を変わらなくてぶっちゃけ僕の所属している所はブラック企業なんだよ

天使たちは羨ましいなぁ

彼処はホワイト企業だもんね



「おい、ポケっとすんじゃねぇ!」



あぁ忘れてた

僕は急いで資料を持って出す

人使い荒いなぁ

神様にも格があってね、上から帝王、特級、最上級、上級、準上級、中級、準中級、初級だよ

僕は特級で結構偉いんだ

でもまだ彼女は居ないんだよね

まあ、僕の所属している悪魔科は手が汚れる仕事しているからモテないんだよ



「死者量、1098776か...刈り取った魂の平均質はCランク...‥‥‥質が落ちたな...もう少しマイナスエネルギーを放ったほうが良いか...‥‥」



上司はブツブツと呟きながら必死に書類を読み上げている

僕達が管理している世界はいっぱいあってね、約600107886個くらいあるんだよ

大変だよね

僕は横にあったジュースボックス(自動販売機)でカフェ・オレを買う

わぁ〜あったかぁい〜

温まるなぁ

それにしても上司って真面目だね

ずっと目光らせて人間監視しているもん

僕はずっとは無理だよぉ

何か眠くなってきたぁ



「ふあぁ〜あ」



「ちゃんと仕事しろ!」



「えぇー厳しいな」



僕は作業机に戻りまた『パソコン』に向き合ってポチポチとマウスで操作する

目にゴミが入ったかな?

そうだ、そろそろ目薬の予備が無くなってきたから帰り薬局よるかな

上司は突然ドアをバンと開けて言った

いや、違うねぇ

あれ、上司では無く僅かに聖力が漂っているから天使かなんかじゃない?

面倒だよぉ

しかも多分コイツは僕と同格、それ以上かもね

入ってきたのはスーツを着た長い銀髪金目の美少女さんだった

若いって良いね

うん?何で天使ちゃんはこっちに近づいているのかな?



「うわぁ、さっすが魔界一のイケメン!かっこいい...‥♡輝く銀髪も美しい碧眼も全てが完璧すぎるぅぅぅ、生きて推しに会えるなんて――」



「ちょっとまって、君って誰!?」



たまに居るんだよぉ

こうしてアポ無しで来てプロポーズとか感動して泣き出す奴



「ストップ、誰か知んないけどやめよう?ルシファーの目が死んでるよ?」



「はわわわわ、どうしましょ!?」



中に割って入ったのは仕事仲間の吸血姫、ルミナス

たまに役に立つんだよねぇこの人

そしてこの天使ちゃんはどうしましょ

ってもう夜の8:30だぁ!?

ヤバい仕事遅れちゃう

僕は急いで会社から出た

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死神くんのブラック企業生活!〜人使いの荒い上司に今日もコキ使われて過労死寸前の日常を死神くんは生き抜く!〜 ちーずけーき @04110411

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