第3話◆2.5次元俳優、色々ゲットする2
※初回特典内容に追記在ります※
◆◇◆◇◆
「まだこの30日間無料ログインボーナスは理解できる……」
次に羅楠がタップしたのは【初回30日間毎日無料ログインボーナス】だった。
ぽん、とタップすれば【秘薬セット】が手に入った。
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【秘薬セット】を取得しました!
髪色変更秘薬+99
目の色変更秘薬+99
HP/MP/ST完全回復薬/300個
HP自動回復薬/1時間/300個
HP自動回復薬/3時間/200個
HP自動回復薬/6時間/100個
SP自動回復薬/1時間/300個
SP自動回復薬/3時間/200個
SP自動回復薬/6時間/100個
ST自動回復薬/1時間/300個
ST自動回復薬/3時間/200個
ST自動回復薬/6時間/100個
経験値10倍秘薬/1時間/300個
経験値10倍秘薬/3時間/200個
経験値10倍秘薬/6時間/100個
LV上限解放秘薬/100個
HP上限解放秘薬/100個
SP上限解放秘薬/100個
ST上限解放秘薬/100個
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「だめだ、理解できん……」
秘薬セットはサコッシュ位の大きさの麻袋に入っていたので本能に従い、2回タップしてそれを開くと、自動的にこれらの物がイベントリに収納された。
「なにこの優遇。どっかのソシャゲですか?? やだやだやだ!【初回ボーナス装備パック】を開くのが怖い!!」
ひとしきりそ叫んだものの、貰えるものは貰っとく精神の羅楠には、【初回ボーナス装備パック】をタップしない選択肢など無かった。
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【初回ボーナス装備パック】を取得しました!
伝説の高級服(DEF+999)
伝説の高級靴(DEF+999)
伝説の高級鎧(DEF+999)
伝説の高級ローブ(DEF+999)
伝説の高級帽子(DEF+999)
伝説の高級盾(DEF+999)
伝説の高級短剣(ATK+999)
伝説の高級弓(ATK+999)
伝説の高級槍(ATK+999)
伝説の高級斧(ATK+999)
伝説の高級解体ナイフATK+999)
装備色変更秘薬/500個
カラーチャート/1
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「うを!まぶしい!!」
イベントリに入っていてもその枠自体がキラッキラに光り輝いている。
ソシャゲなどでSSR以上の装備やアイテムなどでよく見る演出だった。
「これは……必要になるまでナイナイしとこう……」
そっとイベントリを閉じた羅楠は、一息つくために【初心者ボーナス】で貰ったキャンプ用品から焚火台、アウトドアチェア、テーブル、薬缶、マグカップとインスタントコーヒー、炭と薪を取り出した。
焚火台の中央に楽々炭を4つほど置き、マッチで中央に空いた穴に入れるとすぐに火が付いた。
そこに薪を3本くべ、焚火台に網を載せ、その上に水を入れた薬缶を置いた。
「これが結界灯か」
キャンプ用品を取り出す時に見つけたのは灯り用のランタンだった。
しかしこれを【鑑定】してみれば、特殊な光属性の光を発するのでランタンから半径5メートルに結界効果があるという。
高ランク魔物以外であれば防げる便利なアイテムだった。
「昼間だけれど点けておくか。のんびりお茶を飲んでいる時に変なものに絡まれたくはないしな」
ランタンのボタンを押すと柔らかな光があふれ、周りを包み込んだ。
現代日本にいて魔法などという不思議な力を感じる事などなかった羅楠ですら、何かに護られているという実感を得ていた。
「すごいな魔法。お、お湯が沸いたな」
薬缶の水は生活魔法で満たす事が出来た。
珈琲を入れてごくりとのむ。
「うっま!なにこれ!」
深いコクと香りは羅楠が今までに飲んできた美味しいと思う者よりも数段は上だった。
びっくりしながらも二口目を飲み、三口目を流し込み、いつの間にかマグカップは空になっていた。
「うわぁ。おちつくう……」
もう今日は貰ったものを確認するためにここで野宿してもいいんじゃないだろうか。
そうだ、そうしよう、と思い立った羅楠は、イベントリからいそいそとテントセットを取り出した。
「ここをキャンプ地とする!」
そう宣言した羅楠は二人用テントに入り、今日得たものを確認するのだった。
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