裏切られた皇帝は異世界?で冒険者として暮らす!

メギウスZERO

第1話 裏切られた皇帝

俺の名前はりゅうま、別の国ではリュウマ=アラナギと言うのが俺の名前、みんな俺のことをりゅうま皇帝って呼ぶ。そして俺はこの帝国の皇帝だ。でも俺に皇帝はふさわしくないと思う、帝国の先代皇帝は皆、庶民のことなど気にかけなかった。いや、かけられなかったと言うのが正解だろう。皇帝自身が近づいて声をかけようとすると相手は恐怖で体が動かなくなるかのようになってしまうのだ。

今から2000年ほど昔、初代皇帝で最低最悪の皇帝と呼ばれた女がいたらしい、その女の実力は帝国最強と呼ばれるほどの実力の持ち主、その魔力量、おまけにすごく短期な性格。その怒りに触れた者は最後、容赦なく家族もろとも殺すような女だったらしい。

それに対して俺は目の前の人が困っていたら見過ごせないタイプだった。今までの中でこんなに民たちから信頼された皇帝はいなかったと誇る!

じゃあ、なんで俺に皇帝はふさわしくないと思うか、それは……。この話はもういいや


俺は今日も1日民の暮らしている様子を見守っている。ちなみに俺の召し使いなどはいない、と言うか雇ってない!、俺は家事などは自分ですべてできる!他の国にお邪魔した時は「少々国民のことを甘やかしすぎではないのか?」と言われるほどだった。それほどかなぁ?

ちょうど3日後にその友人に会いに行く予定だからその時にいろいろ話したいなぁ。


いろいろあって今、俺の魔力はゼロだ。だけど今日は俺の友人に会いに行く時なんだ、魔力がないぐらいでは諦めないぞ!まぁ、それから山を越え湖を越えて、やっとこの国、魔狂国レヴァリアスについた。

「やっとついたー!」

まぁ、そっからは普通に王宮に行って友人に会いに行った。遅くなったけど、俺の友人とは魔王ヴェルゼラって名前の魔族だ。俺は早速、待合室でヴェルゼラのことを待っていた。するとあいつの配下がヴェルゼラを連れてきてくれた。

「久しぶりだな、ヴェルゼラ」

「相変わらずだな、りゅうま。いや、帝国以外ではリュウマ=アラナギと呼んだほうが良いか?」

「いや、俺とお前の仲だろ?、りゅうまでいいよ。」

「分かった、それで?、今日はなにをしに来た?」

「久々にお前と戦ってみようと思ったけど、今俺の魔力が底をつきてな、それはまた今度になりそうだ。」

「そうか、それは良かった」

「……は?」

「あっいや、何でもない。それよりもついてきてくれ、見せたいものがあるんだ!」

ヴェルゼラがそう言うから行ってみたが、そこはただの行き止まりの部屋だった。

「ここに何かあるのか?」

「それはすぐに分かるだろう」

グサッ

「グハッ!?、……何……を!」

「ここで貴様には死んでもらうぞ!」

いきなりの戦闘は聞いてないぞ?、しかもさっきの不意打ちで身体に力が……、

「お前はそんな奴……だったの……か?……」

そこで俺の意識は途切れた。意識が戻ってくると、?、おかしいだろ、

「俺はあの時殺されたんじゃ?」

頭をフル回転させて状況を整理しているけど、無理だ!

すると目の前が急に白い閃光のように光って眩しすぎて気絶した。

気がつくとどこか全く知らない場所にいた。

「ここは……どこだ?」

「おっ、目が覚めたか?」

隣に見知らぬ男性がいた。俺は無意識に身構えようとしたが、

「うっ……全身が痛む!」

「……お前、大丈夫か?……俺が人に頼まれて近くに突然現れたデッドリードラゴンを倒しに行って帰っている途中で倒れてたんだぜ?」

「助けてくれたのか?。その、ありがとう」

「すごいな、まだ6歳ぐらいの子供の見た目なのに俺にタメ口つかってくるし、なんか剣持ってるし……」

「は?、俺が6歳の子供?……なに言って…」

ちょっと待て、まじかよ!?

「俺の身体が子供の時の身体になってるー!!」

「お前、おかしいやつだな?。ああ、そうだ!俺の名前はリュディア、よろしくな!」

「よ、よろしく」

これからどうなるって言うんだ?この俺の身体も信じられないほど、弱体化してる。まてよ?これってまさか……、俺、転生した?あり得ない話ではないぞ?、この弱体化した俺自身、聞いたことのない名前のドラゴン、なにより俺がヴェルゼラに殺された時、意識を失う前にあいつは剣を俺の身体に突き刺していた。それでも俺の今の身体は無傷!はぁ、認めるしかない、これは異世界転生とやらだ!それからいろいろリュディアさんと話をして明日、この辺りを調査する事になった。

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