第3話社会民主主義革命3
ボーカルのセルジオ・シャンボさんが急逝してから活動を休止していたPOP音楽バンド「Anachronism」も再始動します。
人間50年。あと2年でどこまでやれるか。作家、研究者、ミュージシャンとしてまずは実績を残したい。実存するかは別の事として。
コロナ対策、経済政策と。一番まともなことを言い続けているのはれいわ新選組です。ただ、れいわに政権担当能力はない。個人的には「社会民主主義革命」の上、福島みずほ首相というのが理想。彼女は日本発の女性首相として最も適任。能力、体力、年齢、人望、キャリア、国際的知名度。どれを取っても。
まあ、今後どの程度政治にコミットしていくか。それは分かりません。もともと政治には向いてないキャラクターですし(笑)。ただ、このSNS時代。誰でも自由に天下国家を語ることは許される。語るだけなら自由です(´・ω・`)。
みずほは「日本のお母さん」になるべき女性。ラガルド、メルケル、蔡英文などともまた違ったパーソナリティーを発揮すると期待しています。
社会民主主義というのは。武力革命による社会主義の達成ではなく、議会で多数を占めるなど民主主義的手続きを経て平和的に社会主義的な政治を目指そうという哲学。日本人は社会主義にアレルギーがありますが、フランクリンルーズベルトのニューディール政策から100年続くパクスアメリカーナも元は非常に社会主義的な政治を目指した結果だった。
要はやり方次第なのです。資本主義が行き過ぎた現代。ルーズベルトが現れた20世紀初頭と似ている部分がある。これは拙著「Second Account ~坂本竜馬第二の人生~」で詳述していくつもりです。竜馬とルーズベルトが見た景色とはどのようなものだったのか。
竜馬は矛盾していました。平等と平和を愛する一方、ガチガチのコミュニストという訳でもなく、経済好き金儲け好きで自由競争経済を理想としていた。そういった、イデオロギーの「いいとこ取り」ですね。皆が我慢するのではなく逆に皆で派手に楽しい社会にしようよ、という。
なんでも理解できる気になっていましたが、実際の所、わたしは浅い哲学、経済学ぐらいしか分かってないんだなあ、と。おのれの無知を恥じる(´・ω・`)。
金融トレーダーやってて良かったと思うのは、生きた経済学が身に着くということですね。経済学というのはモラルサイエンス。しばしば教科書が現実の経済に追いつけなくなる状況が出てくる。日々切った張ったの世界で生きていると、唯物的にと言いますか、理想より目の前の現実を優先せざるを得ない場面が多々ある。
大学や研究機関に守られて、象牙の塔にこもって机上の空論を振りかざすだけの化石のような経済学者たちには見えない景色が見えることがある。
維新の潤沢な政治資金は一体どこから流れているのか。中露という噂もあるが真偽のほどは確かでない。オバマ大統領の世界平和、或いは打倒トランプでリベラルが一致結束して以降、日本の左派が米国寄りとなり、押し出されるように右派が中露にすり寄っていった。もはやイデオロギー自体どうでもいいのかという印象も受けます。
ただ、統一教会などを通して日本の公的資本が相当海外に流出している。これは、まりなちゃん、左巻先生等も研究を進めているところです。「神権政治」ですか。まるで実学が廃れ神学が隆盛となった、ローマ時代の繁栄期を経て中世カトリックの後退期に逆戻りした時代のよう。歴史は韻を踏む。
学校で哲学を教えるべきとまでは言いませんが。現実と虚構の区別ぐらいは教育すべきだと思います。文学の世界においても幻想、ファンタジーが幅を利かせて唯物的な考え方は忘却の彼方という現状。特に若い作家に顕著。
ただ、この流れは避けられないのかもしれないとも思います。この100年あまり人類は壮大な繁栄期を迎え、教育が行き届き皆が本質を語り過ぎた。結果、エゴと本音がむき出しとなりテロ、戦争、疫病と人類存亡の危機にまで晒されている。もう一度大衆が無知になるしかないのかもしれない。
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