男だったレディースバック
saito sekai
喋る鞄
私は夕飯作りをしていた。冷蔵庫を開けて食材を探していた時、忘れて古くなった茄子があり、申し訳ない気持ちで処分した。すると、クローゼットの中から声が聞こえて来る。
「物を粗末にするな、俺の事忘れてる?」
恐る恐る扉を開けて見ると、最近使ってないバックが話しているのだった。
「俺を使えよ、飽きたのか?」
私は黙って扉を閉めた。久しぶりに明日はそのバックを使ってやろうと思っている。しかしながら、レディース物が実は男だったことに、何とも言えない衝撃を感じている。完
男だったレディースバック saito sekai @saitosekai
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