最終話


一週間後


「おお、ちゃんと入金されてた!」


スマホから口座を確認したところ見たことのないような0の数が表示されてた。

さらに数週間後には今回入った額がそのまま入る。


「なんか不思議だな。」


それもそうだ。

会社を辞める前までは一般的な収入と変わらない生活を送っていた。

その日を生き、寝て、起きて会社に行きの繰り返しだ。

辞めて自宅警備員なんてしていても生活リズムがすぐ変わるわけでもない。


「これからどうしようかな、目標決めなきゃな」


今までは生活のために日々を過ごしていたがお金の心配がなくなると何を始めればいいか分からないものである。

夢や何か希望がある人は、その目標に向かって前進していけばいい。

しかし太一はその日を生活していたため夢や希望といわれてもピンとこないわけだ。


「とりあえず目標を決めることを目標にしよう。焦らずゆっくり。」


こうして太一は目標を決める目標を掲げ生活していくことだろう。

夢が決まった太一が何をするのかは誰も分からない。


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