第2話・一人の時はもう一人作ればいいじゃない!

 学校が終わり、放課後。

 いつものように、自転車に乗り学校を出る。

「〜♪」

 最近聴いている音楽を口ずさみながらペダルを漕ぐ。

「それ、200X年の曲やろ、おっさんか?」

「ははは……」

 しかもそれはマイナーゲームの曲だからこの学校の生徒は知らない曲だろう。

「まぁ、○○ゲソングなんて最近の若者はやらなそうだしね」

「あんな1万もするようなゲーム、学生じゃ買えないだろ……」

「まず、学生は買えないけど」

「買うとしても家庭用ゲームで出てるやつかね」

 そんなくだらない事を言って家についた。

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