深夜の三歩

魔改造

　深夜なのですが「魔改造の夜」の再放送を見始めたら目が離せなくなってしまって。

　なんだろうなぁ、この番組を見るといつも仕事のことを考えてしまう。

　もっと踏み込めば「あたしなにやってんだろうな」などとちょっと落ち込む。

　好きなことを仕事にできたエンジニアたちが、目を輝かせながら好きなモノづくりをしている姿がうらやましくなる。

　はっきり書けば「いいよなぁアンタらは、好きなことでお金稼げる大企業で働けて、しかもテレビにも出られてさ」と底意地の悪い自分が顔を出す。

　今回でいえば、歩くネコの人形を改造して25メートル走らせるタイムを競うみたいな「普通のものを何社かの企業が改造して技術力を競う」企画なんですが、人間ドラマがすごい。

　ドキュメンタリーなので、うまくいかなかった姿もきちんと表に出す。

　そのドラマや競技の綾などを巧みに拾いあげて伝わりやすくコメントするタレントの伊集院光さんもすごい。

　この人いなかったら企画自体の面白さは認めてもツラくて見ていられないかもしれない。

　うらやんでばかりいねぇで頑張れよ、と誰かに言われている気がする。

　お、ちゃんと翌朝に見返して後悔するようなことをさらけだせたではないか。