宝くじ

 年末ジャンボ宝くじ。

 一等前後賞あわせて何億かなんだしょ。なんだしょって、なんでしょ。


 福祉に使っていただけるなら寄附感覚で買うのもアリなのかな、と思いつつ煩悩が百八つでは足らん。


 大安吉日かつ一粒万倍日の日は、まぁすごい列でした、宝くじ売場。

 子どもが泣いているのに並ぶ親ってどうなのよ、と感じつつ、ま、よそさまのご家庭のことに口を挟むのも野暮というかなんちゅうか。


 みんな信じているんだろうな、お金があれば幸せになれるって。じゃないと、あんなに並ばないよな、その時間だって人生なんだから。

 ある程度ないと幸せにはなれないんだけど、六億なくても幸せにはなれるんだよなぁ、きっと。


 当たるかもとか、当たったらなにしようとかでワクワクできるから私は幸せなんだろうな。

 下一桁の末等300円で元が取れるなんて、なんて私はコスパのよい人生なのだろう。

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