深夜の三歩
アカニシンノカイ
五月にクリスマスの話をするのは季が違う
インプットが足りないな、と日本推理作家協会が出している年鑑アンソロジーを手に取る。
仁木悦子さんの「聖い夜の中で」を読んだら、眠れなくなってしまった。
すでに仁木さんの短編集で触れている作品なのに、なぜだろう、こんなにグッとくるのは。
犯人当てでも前代未聞のトリックがあるわけでもないのに。ましてや、超絶技巧の作品でもないのに。今はクリスマスでもないのに。
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