第2話 拠点を作る
チェリモ市に到着して、直ぐに拠点にする借家を探しをしたの。10人位が寝泊まり出来る物件は、結構多くて直ぐに見つかったの。
理由はダンジョンがあるので、クランで拠点を借りるために借家の需要が多いから。私達は比較的中心部から離れた家を借りた事で、私達の拠点は無事に決まったの。そこからは、私の〘空間魔法〙で内部を拡張して其々の寝室や食堂に会議室等を作ったら完了。
「家の拡張はこんな感じでいいかな?」
「はい、十分過ぎる程ですよ!」
「拠点は確保できたけど、ダンジョンへ行く方法はどうするの?」
「セレスティア様が偽装をして、ダンジョンに入ってさえもらえれば、転移魔法で我々もダンジョンへ向かえます。」
「判ったわ。偽装する人はBランクなのね?」
「はい、Bランク冒険者の【リッグス】です。こちらが特徴などの情報なのでご確認を。」
渡された資料を確認してから、私は偽装を試みて出来具合を確認してもらう。
「これは完璧ですね。これなら問題なくダンジョンへ入れる筈です。」
「うん、明日にでもダンジョンへ入ってくるね。どんな感じのダンジョンなのか軽く攻略もしてくるね!」
「それでは今日はここまでです。」
「うん、お疲れ様♪」
明日からの活動会議が終わったので、私とママは寝室へと入ってソファーに座ると、ママが優しく抱き寄せてくれたの。
「セレスティア、お疲れ様。内部の拡張は大変な作業だったでしょ?」
「それ程でもないよ、ママも長旅お疲れ様♪」
お互いの疲れを労ってから、ママとお風呂へ入って旅の疲れを流した後に、〘毎日ガチャ〙をしてから就寝したの。
『ガチャ…〘錬金術 ARank〙』
※素材を組み合わせて様々な物を生み出す能力。
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