第24話 従魔の条件

 〘並列思考〙が〘従魔契約魔法〙について調べてくれたので、その内容を聞く事にしたの。


『セレン様、〘従魔契約魔法〙とは魔物と従魔契約する事で、主従の関係になる事が出来る魔法の事で、魔物を従魔にするには3つ条件を満たす必要があります』


 〘並列思考〙が教えてくれた3つの条件は以下の通りだったの。


①魔核を持った魔物である事。(鑑定で確認可能)

②戦闘前に魔物を従えるという意思を持って、魔物と戦闘して倒す事。

③倒した魔物の魔核を取り出して、魔核に魔力を注ぎ込む事で従魔契約が成立する。


『この3つ全ての条件を満たせば、魔物との従魔契約が成立します。つまり、セレン様が倒せる魔物である事が限定となります。従魔契約した魔物は普段は魔核状態なので、魔核に念じる事で魔物へ変化さる事が出来ますので、魔核の状態で常に手元に置く事が可能となります』

『ありがとう♪〘従魔契約魔法〙のレベルが上がるとかってあったりするの?』

『〘従魔契約魔法〙にはレベルはありません。従魔契約した魔物はレベルが上がる事で強くなります。レベルが上がる主との絆が深まり、進化をする事でさらなる成長遂げる事があります』

『判った、ありがとうね♪』

『どう致しまして』


 この件に関してはママに相談しないとね。

 今後、魔物と従魔契約をするかは、私が1人で決断出来る内容じゃないもんね。

 私は〘並列思考〙と会話しながらも、魔力操作を続けていたの。かなり疲れたので〘毎日ガチャ〙を回してから寝る事にしたの。


『ガチャ……〘迷宮コンパス〙Rank A』


 鑑定しようかと思ったけど、眠たいので〘並列思考〙に鑑定を頼んでからベッドで横になったの。


『〘迷宮コンパス〙使用するとダンジョンで迷う事なく目的地へ導いてくれるコンパスですか。これはセレン様の役立つアイテムですね』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る