第15話 冒険者養成講座
私はママとの話し合いをして決めた通りに、学舎で開催される冒険者養成講座へと通う事になった。学習期間は週3回の講座を半年間通って、最後に認定試験が行われて合格すれば認定証を渡されて、冒険者ギルドへ提出すれば冒険者登録が出来るの。
そして冒険者講座で学べばステータスも上がるかも知れないので、その前に現状のステータスを把握しておく。
「ステータスオープン」
【名前】セレン 6歳
【職業】無職
【LV】1
【体力】19
【魔力】208
【防御】10
【敏捷】12
【知能】90
【運気】20
〘毎日ガチャ〙〘鑑定眼〙
〘生活魔法〙
〘水魔法〙Lv1 RankA new
〘気配感知〙Lv1 RankA new
〘扇術LV1〙
〘裁縫LV2〙〘調理LV2〙
これから冒険者養成講座を受けて、どれ位ステータスが伸びるのか楽しみだ♪
さぁ、ここで頑張って認定証を貰えば、ママと町を移ってから、新たに始める冒険者としての生活に直結するかも知れない。
そして学舎で、冒険者養成講座の初日を迎えたの。私は教室で今回の養成講座の参加者15人と待機してると、白髪交じりのイケオジが入ってきたの。
「俺がこれからの半年間、お前達へ冒険者の基礎を叩き込む事になった【ダレン】だ。ここでしっかりと基礎を学んで立派な冒険者になってくれ、決して直ぐに死なんようにな学んでくれ!」
ダレン先生の挨拶ご終わって、教材らしきボロボロになった羊皮紙を渡された。そこには【採集】についての説明が書かれていたの。明日から徹底的に【採集】を学ぶんだと思った。すると1人の男の子が大声で叫んだの。
「俺はこんなチンケな事をする為に冒険者になるんじゃねぇよ!サッサと討伐教えてくれよ!」
ダレン先生は『ニヤリ』と笑いながら答える。
「ほう、冒険者になって行き成り魔物を討伐出来ると思ってるのか?先ずは採集クエストをキッチリこなしてRankを上げねえと討伐は無理なんだぞ?」
「へっ、そんなもん適当に集めれば終わんだろ?」
「おい、小僧1つ言っておくぞ?例え採集クエストでも、未達成を繰り返せば冒険者ライセンスは取り消される。適当にやって出来るなら次の座学授業に参加するな、お前は明日の舎外授業の時は単独で採集をして来い。もし達成出来れば特例で冒険者登録をしてやる。しかし未達成だった場合は、今後は冒険者養成講座への参加を認めん」
「いいぜ、舎外授業が楽しみだせ(笑)」
冒険者養成講座の初日は、男の子の暴走で大波乱で始まってしまった……もっと落ち着いた環境で学べると思ったのになぁ〜(汗)
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