第11話 プリュトン

 この世界について色々と調べて10日が経ったの。殆どがご近所のオバさん達に聞いた事なの。


 この世界の名前は【プリュトン】と言って、7つの大陸が存在する世界みたいなの。

 私達が暮らしている大陸は【バレーナ大陸】という所で、このバレーナ大陸には4つの国が存在しているの。私はその4つの国の1つである【レオーネ王国】の国民になるみたいなの。

 私が住む街は、レオーネ王国の南側に【アンヂェロ辺境伯】が統治してる【ヴォールペ州】って所のにある田舎街の【クリチェート街】という所なんだって。ここが都会ではなく田舎だからこそ優しいご近所さんが居て、貧しいながらも助けあって生活出来てるんだと思う。


 このレオーネ王国には階級制度があって、階級順位は次の通りなの。


【王家】がトップで、次の【公爵家】は王族の血筋らしいの。次からは貴族で【侯爵家】は政治を執り行う最上位貴族の爵位。【辺境伯家】は国境を守る軍属貴族の爵位。【伯爵家】【子爵家】【男爵家】の3つは国への貢献度で与えられる爵位みたいなの。そして最後は【平民】だね。平民にも富裕層と貧困層があるらしいけど、私は平民なの中でも最下層の貧困層で本来なら負け組になるんだけど、私には最高のママが居るので勝ち組なんだよね♪


 次は魔法について【火】【水】【土】【風】【光】【闇】と呼ばれる6属性魔法と【深淵】と言われる特殊魔法があるみたいなの。私が唯一使う事が出来る〘生活魔法〙は、一応【深淵】に属するらしいけど、魔法効果が低いから全く重要視されない雑魚魔法って事みたい……


 まぁ、その雑魚魔法がママの役に立つんだから、私にとっては最高の魔法なんだけどね♪


 だって〘ウォーター〙で宿屋へお風呂の水張り以外にも飲み水も売る様になってから、毎日銅貨15枚の収入が入るようになったの。

 私の〘生活魔法〙は、物凄くママの役に立ってるんだから最高魔法だよね♪

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