第10話 目標設定

 私はこの世界の事をほとんど知らない……

 なのでこの世界の常識を学ばないとダメだと思ったの。私の非常識な言動や行動をとる事によって、周りから変な目で見られてママに恥をかかせる様な事がないようにしないとね。


 後は、この世界にも学校とかってあるのかな?

 まぁ学校があるにしても、入学金や授業料等のお金が必要なら学校には通わなくても構わないの。

 私が学校に興味をもてば、ママの事だから無理をしてでもお金を融通して通わそうとしてくれるはず……そんな負担は掛けたくないの。


 前世の日本みたいに義務教育で、小中9年間の授業料無料とかってないかな〜


 学校の事はひとまず置いといて、これから私が行なっていく目標を決めていく事にした。


 先ずは、この世界の常識を身に付けてママの娘と恥ずかしくないレディになる。


 次はママが少しでも楽が出来るように家事のお手伝いを頑張るの。ママは私を産んでからずっと苦労をしてるから、少しでもママの役に立って楽をさせたいからね。


 その次は自己鍛錬をしっかりと頑張る事。私がママを守れる様になる為に努力しないとね。〘毎日ガチャ〙を引き続ければ、戦闘スキルや魔法スキルを覚えるかも知れないから、最大魔力を増やしたり体力作りに力を入れたいの。


 そして最後は学校かな?学校が無料じゃない場合は、ママにお金のこと負担を掛けず通える方法を調べて、無ければ学校の事は諦める。


 これで当面の目標は決まったかな。


 さぁ、全て目標は愛するママと幸せに暮らす為に必要な目標だから頑張るの!私はママの為ならどんなに辛い事でも耐えれるからね。


 さて、最初の目標にあげたこの世界の常識に付いて近所のオバさん達に色々と教えてもらおう。


 前世の私は田舎暮らしだったせいか、コミュニケーション能力がかなり低かったけど、今はママのお手伝いを通して色々なオバさん達と話をしてるから、それなりにコミュニケーション能力は身に付いてると思うので大丈夫なの。


「オバさ〜ん!ちょっと教えて欲しいの〜♪」


 私は近所のオバさん達の輪の中へと駆け寄って色々な質問しに行ったの。

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