閉じる
表示設定
目次
⬛︎⬛︎を欲す
私は今
何かを欲しているのですが
それが何かは
私にもわからない
胸の奥に食い込む
この痛みを止めることか
足から飛び出ている
大腿骨をしまうことか
何かを欲す
それが何かはわからない
それでも欲していることだけは
わかっているのです
あの肉塊は何を欲していたのか
それに同じようなものがある
そう考えるけど確実性は
皆無に等しいな
何も欲していないのか
何かがわからないなら
何も欲すこともせず
このまま息絶えるのか
何かできることはないだろうか
せめて私のようになる
人を減らすことができれば
私は幸福です
そのために毎日引き出しから
紙を飛び出させています
誰かが取っていくのは見えるが
読んでくれるのか
続いているこの作品群は
誰かに届くのだろか
それだけが私の願うことでした
求めている何かとは
詩が届くことでした
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます