金と銀の龍姉妹を従える者、世界を救う

@vanbeed

第0話 〈無限物質〉

 それはいきなりやって来た。


たった一瞬の出来事...されど、世界を混沌に誘うには十分過ぎる..出来事だった....その出来事は日本の都市【東京】から新潟の中腹辺りまで”割れたことだ”。


”割れた”


いや、割れたという言葉じゃない...


”切られた”


そこからあとから測った情報によると、水深100mまで綺麗に真っ二つになっていたのだ。


これだけでも、過多過ぎる情報なのに翌日から

「手の甲になんか痣みたいな物が出来た」という情報と「世界各国の重要都市そして都市以外の地方に地下に続く祠ができた」という情報が世界各国を震撼させた。


そして、日本にも同じような祠が何十個以上もでき、政府は東京都渋谷区に出来た祠に軍が持つ最高戦力を投下した.....


結果は....生存者1名 死者数99名


という、悲惨過ぎる結果になった。だがしかし生存者が採取して来たという物体は、日本の科学を大幅に成長させた。その物質とは《無限物質》ラノベ風に言うと”魔力石”だ。


政府は考えた【何故この祠が出来たのか?】と【同時期に発生した手の甲にできた痣は何だ?】と、そして最終的に考え付いた事は【祠に挑み帰還できる者達が手の甲に痣が発生した者たちではないか?】というのが最終結論だった。

そして政府はその痣が発生した人達を東京都に集わせ、祠に挑ませその付き添い人として祠からの生存者1名合計で痣が発生した者達200名と付き添い人1名で祠に挑ませた。

付き添い人から政府への後からの情報では最初に祠に入った瞬間全員が具合を悪くし、どうするかと考えた所ある一人の男性が手の甲の痣から板みたいな物が空中に留まっており、どうした?と声をかけた瞬間またある一人が同じような物を出し始め、そこから連鎖するようにまた一人また一人とではじめた。


そして、付き添い人がこれは「ヤバいのではないか?」と判断し痣が発生した者達と共に撤退し地上へ出た。


そして、この祠に入った最初の人達の事をこう呼ぶ【第一次ダンジョン冒険者達】と___

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