転生したら謎の少女に振り回されて困ってます!
琥珀たん
序章
僕の目に最初に映ったものはなんだっただろう。
美しく瞬く無数の星?
一面に咲く白い花?
それとも…?
何かに衝突した。
ぐるぐる回る白い視界、色がつくことなんてなかった。
まだぶつかった感触が体の中を這い回っている。
最後に見たものはなんだっけ…
確か聞こえたのはけたたましいサイレンの音。
僕の周りに平和なんてなかった。
飛び交っていたのは罵倒、暴言とその他色々。
僕と僕の家に平穏なんていう言葉はカケラでさえも見つからなかった。
長い長いトンネルのような何かの先に何かが見える。
どちらかといえば幻覚。
目がチカチカする。
あんな光を浴びればだれだってそうなるか。
緑色だ。
緑色が見えるっ。
視界がぼやけてきた。
ぐにゃぐにゃと変形する僕の視界。
僕はもうダメなのか。
ここにいる価値なんてないのかもしれない。
「世界に拒まれて…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます