勇者不在〜魔王討伐当日捨てられたけど、勇者を追いかける事にした。待っていたのは勇者を殺す未来だった〜
くろやす
第1話
「君みたいな、無能とは魔王討伐になんて行けません」
魔王討伐出発の朝、アオと宣言され、カナタの思考は停止した。
「ちょっ……」
アオに向かい手を伸ばした差し伸べられえる手はなかった。
アオの顔は勇者仮面に隠れ口しか見えないが仮面についている青い石が軽蔑するような冷たい瞳のように見えた。
「僕はもう行きます。ついて来ないで下さいね」
『まって』と叫びたかったが言葉が口から出なかった。
小さくなるアオの背中を見た。
――嘘だろ。昨日まで、討伐の計画一緒に立てていたじゃねぇか。
涙で、地面が濡れた。
周囲にいた多くの村の人間が何を言っていたが、カナタの耳には届かなかった。
心の中が大きな穴が開き、カナタは虚しさに襲われた。
「あぁぁぁぁ」
大きな声で叫ぶと立ち上がり、一目散に走った。
目的などなかった。ただ、感情に任せ力いっぱい走り村を飛び出した。
走って、走って、走った。
昼間であったが、木々に光が遮られて、あたりは薄暗い。
村からかなり離れた事に気づくと呼吸を整えながら、大きな木に寄りかかり座った。無造作に生えている草が足に当たりくすぐったかった。
カナタは足を抱えて座り、アオに捨てられた理由を必死で考えた。
「無能……」アオに言われた言葉を思い出した。
「俺は無能か?」
物心ついたあたりから村から出たことがなく、師と二人で生活しているため他の魔道士との差は分からない。けど……。
「アオも褒めてくれたじゃねぇか」
森にカナタの声が響き、彼の目から涙がこぼれた。地面が濡れた。
なにかもどうでも良くなった。
どこから魔物の鳴き声がした。その魔物が自分を殺してくれないかとさえ思った。
「……」
どのくらいの時間が経っただろうか。
頭を上げて周囲を見ると、オオカミのような魔物がいた。牙をむき出しにして涎を垂らしていた。
カナタはすぐに魔力探知を発動した。魔物の位置と数は把握した。
――囲まれている。
ため息をはいて、顔を膝につけた。
グルグルとけたたましい唸り声が聞こえた。
戦う気などなかった。
――このまま殺してくれるならそれでもいい。
勇者に捨てられた、勇者のパートナーなど生きる価値はない。
全てを諦めたその時……。
覚えのある魔力が近づいてくるのを感じた。
――この魔力は……。
「カナタ」
聞き覚えのある声がした。
驚いて、立ち上がると姉ユキノがいた。
「カナタ、大丈夫」
ユキノは、両手で持った剣を魔物に向けていた。カナタに牙を向けていた魔物の一部がユキノの方を向き、唸り声をあげている。
「姉貴。なんで来たんだよ」カナタは声を荒げた。
ユキノは魔物から目を離さず、カナタ以上の大きな声で「カナタ、心配だった。死ぬ気だったでしょ」と言われた。
図星をつかれて、口を結んだ。
その時、魔物の一匹が大きな口を開けてユキノ目掛けて飛びついた。ユキノは慌てて剣を向けた。すると、魔物は剣に嚙みついた。
「うっ……」苦しげな声上げながら、彼女は魔物をなんとか押し返した。魔物は跳ね返されて地面に倒れたが数秒で起き上がり戦闘態勢を取った。
ユキノは剣の素人というわけではないが一人で魔物と戦った経験が殆どない。そんなのは勇者とそのパートナーの仕事だ。
「姉貴」
カナタは、人差し指と中指を立てると身体強化魔法を唱えてユキノを魔力で覆った。それにより身体能力を上げた。すると、ユキノは飛び掛かってきた魔物の首を落とした。
「よし」と思ったがカナタはユキノの様子を見て目を細めた。彼女は息を切らし、手を震わせている。
カナタは自分に襲ってくる魔物の核に魔力を当て活動停止させながら、更にユキノへの強化魔法の精度を上げた。
すると、ユキノの動きが早くなり魔物を倒していったが数体倒すと動きが鈍くなり始めた。
「マジか」
アオなら最初の身体強化でここのいる魔物を全て倒していたと思ったが、すぐにそんな自分を恥じた。一般人のユキノと勇者を比較するなんてどうかしている。
これ以上、強化魔法の制度を上げると身を守ることが不可能なる。
――姉貴守りながら戦うとか無理だな。
「ピーンチ」
息を切らし、カナタを守ろうとして魔物に向かうユキノを見てカナタは覚悟を決めた。
「どうせ死ぬつもりだったんだ」
深呼吸をして、木に背中をつけると座り込んだ。そして人差し指と中指を立てるとそこに集中すると身体強化魔法の詠唱にはいった。
魔法の精度を上げるにすれて、視界、聴覚、嗅覚、触覚と徐々に失われていった。最後に意識が飛んだ。
カナタは気づいた時には周囲から勇者のパートナーであると言われていた。しかし当の勇者にあったことがなかった。
「魔王討伐出発の一週間前には会えるよ」と師匠が教えてくれたがカナタは我慢できずに勇者村に忍び込んだ。
村と呼ばれているが、広大な敷地に建物と森のように木々の茂った場所と大きな庭があるだけの場所だ。
「アオ様」自分の勇者の名前をつぶやくと期待で胸が膨らんだ。
勇者村中に魔力探知の範囲を広げ勇者を探した。するとすぐに自分と同じ波長の魔力を発見した。
「やりぃ」
期待で胸が爆発しそうになりながらカナタは足取り軽く、魔力に向かい足を進めた。
「ここか?」
魔力を感じたのは勇者村の敷地内にある森であった。
薄暗い森を見て、カナタの心臓の動きが早くなった。先の見えない森にワクワクし、森の中に足を進めた。
しばらくして、小さな男の子の声がした。
「アイツが、勇者か?」
青い目をした男の子は綺麗な金髪を取り乱して、魔物に向かって剣を振りかざしている。
男の子が戦っているのは彼と同じ身丈の大きさの魔物であった。魔物としては弱い部類に入るが幼い彼は苦戦しているようで歯を食いしばり、顔からは汗が流れていた。
カナタは魔力感知を広げ周囲に他に人も魔物もいない事を確認した。
「どうしようかなぁ」
カナタは少しな悩んだ後、男の子の方をじっと見ると人差し指と中指を立て身体能力強化魔法の詠唱を行った。すると、カナタの指先に黒い魔力の塊ができた。その塊をその子の両手を目掛けて飛ばした。
塊は男の子の両手の中に吸い込まれたが、魔物に集中している彼はそれに気づいていない。
次の瞬間、男の子は戦っていた魔物を真っ二つにした。周囲には赤の液体が飛び散った。
「なにこれ?」
男の子は手を震わせて、剣を落とした。そして自分の手を見て、唇をかむとゆっくりと周囲を見渡した。
カナタは彼と目があった。
「あ~」
不味いと思いながらカナタは頭をかくとへらへらと笑った。そんなカナタの元へ彼は真顔でゆっくりと近づいてきた。
「君、僕に何かしました?」
青空のような真っ青な瞳で見られると、誤魔化しなど通用しないと思った。そもそも、『勇者』を謀るなんてことはパートナーであるカナタにはできない。しかし、『勇者』だからという理由で従いたくはなかった。
『勇者』とは敬うべき存在だと勇者村から聞かされていたが見たこともない者を崇拝する主義はなかった。だからこそ『勇者』を確かめにきた。
まっすぐに、男の子を見ると彼は目を大きくしたがすぐにクスリと笑った。
「面白いね」そう言って男の子はカナタの頬に触れようとした。カナタは身体を引き彼から距離を置いた。
完全避けたはずであったのに、頬を触れられた感触があり鼓動が高鳴った。
――速い。
「僕と同じ青い瞳は僕のパートナー?」
「……」
カナタは黙って、彼から離れた。しかし、すぐ目の前に彼がいて距離を取れない。
カナタは不思議の思い周囲を見た。移動いるつもりでその場に留まってるのかと思ったがそうではない。
「あはは、驚いた?」彼は楽しそうに笑った。「僕の動き、見えないでしょ」
どこに移動してもついてくる彼をカナタは面白く思った。
カナタはニヤリと笑い、魔力を右手に集中して黒い塊を作った。彼魔力の塊を地面に飛ばし地雷のように設置した。
魔力の塊を踏むように移動したが彼はカナタを追ってこず眉を寄せその場から動かなかった。
「……」
彼は魔力の塊を睨みつけていたためドキリとした。師から魔力は魔導士しか見えないという話を聞いていたから安心して罠をはった。
「そこ」彼は魔力の塊を指さした。「何か仕掛けたでしょ」
「見えねぇんじゃねぇの?」
「何も見えないけど、嫌な感じがする」
そこ言葉でカナタは彼に興味を持った。
「俺はお前のパートナーらしいな」
「え」彼は目を大きくした。「今、その質問に答えるの?」
「あぁ」
「その態度……。あのさ、僕は『勇者』だよ」
彼は呆れたような顔をしたカナタを見た。
「だから、敬えってことかよ」
カナタは一気につまらなくなった。
地面に埋めた魔力の塊を自分の所に呼びよせた。カナタのもとに集まってきた魔力の塊は彼の周囲を浮いていた。
「え、ちょっと待って」
彼は慌てて、両手を前に出したがカナタは止める気はなかった。『勇者』だから傲慢な態度で使役されるつもりはなかった。
魔力の塊を彼に向かって飛ばした。その瞬間彼は見えなくなり、カナタは地面に顔をつけていた。
何が起こったのか分からずきょとんとしていると、背中の上で「ちょっと待ってよ」と言う声が聞こえた。
「別に僕を敬えと従えとか言わないから落ち着いて」
彼の言葉にカナタは頷きながら、胸を躍らせていた。自分よりも強い人間を師しか知らなかったため楽しくて仕方なかった。
「本当に待って」彼はカナタの気持ちを察しようで体を強く押さえつけられた。「戦う気はないよ」
「そうか」カナタはつまらなく思い体の力を抜いた。
「僕はアオって呼ばれている」
「え?」突然、名乗られてカナタは驚いた。しかも変な自己紹介だ。「呼ばれている?」
「そう。勇者は瞳の色で識別されているから」
そう言われて、カナタは首を伸ばして、アオの目を覗き込んだ。自分と同じ色だと言われたが、彼の青い瞳は綺麗で宝石のように感じた。
「僕と一緒に魔王討伐に行こう」
「はぁ?」カナタは眉を寄せた。「俺はお前のパートナーなんだから行くのは当たり前だろ」
「パートナーって言われているだけで認めてないよね」
図星を着かれてカナタは黙った。
「僕は魔導士ほど魔力ないし見えないけど強いよ」
ニヤリと笑う彼にカナタは口をへの字に曲げた。
「パートナーとして協力するなら何回でも戦ってもいいよ」
「マジ」カナタは目を大きく開けた。「全力で協力する」
カナタは期待に満ちた目で彼を見た。
「俺はカナタ」
「僕のパートナー、カナタ。よろしくお願いします」
優しい笑顔を向け丁寧な口調挨拶をした。しかし、すぐに彼は人差し指を立てて自分の口元に持ってくると険しい顔をした。
「勇者村(ここ)へ来るのは規則違反だよね」
「気になったら」
指摘されてもカナタは顔色を変えずにすましていた。
違反をしたことは自覚しているが、魔王討伐出発まで待つつもりはなかった。興味のない人間と一緒に旅などしたくもない。
「そうか」
アオは呆れたような顔をしたため息をついた。
「カナタは攻撃力強化の他に何ができる?」
「え……?」カナタは当然言われて、驚いた。
魔法情報の開示は死に直結するとさんざん師匠に言われた。しかし、開示した上で戦うもの面白いと感じた。
「魔力を塊にして、当てるんだ。すると、その場所の筋力がアップするから身体能力が上がる」そこまで話すとカナタはニヤリと笑った。「そん時は自身を守れなくなる」
「なに?その顔」アオはため息を着いた。「別にそこを狙うつもりはないよ。でも、守れなくなるとは行動不能ってこと?」
「違う、攻撃魔法を使えなくなるんだよ」
「攻撃魔法とは?」アオは眉を寄せた。「勇者のパートナーは自ら攻撃しないでしょ。」
「まぁね」カナタはへらへらと笑い、アオを見ながら乱暴に頭をかいた。「それだと勇者様の負担になるって先生が教えてくれた」
「どんなの?」
アオは目を輝かせて興味津々な顔でじっとカナタのことを見た。
そんな彼が面白いとカナタは思った。
「……」カナタは少し考えてからゆっくりと口を開いた。「魔物の核に魔力を流す。すると核が破裂して活動停止するから」
「なるほど」アオは大きく頷いた。「先生ってどんな人?」
「え?」カナタは首を傾げて何度か瞬きをした後「表情筋が死滅してる人」と言った。
「何それ」アオは吹き出すように笑った後「で、強化魔法は加減できんの?さっき掛けたのはマックス?」アオはカナタに顔を近づけると質問攻めにした。
「え……、とぉ」カナタが驚いて目を丸くして、言葉につまった。
「馴れ馴れしすぎた」
アオは眉を下げて口もとを手で隠すと下がった。
それに、カナタが大笑いして「いいんじゃねぇ」と言った。すると、アオの表情は柔らかくなり微笑んだ。
先ほどまで綺麗な人形ようだようが、今は年相応の子どもの顔していた。
「できるの?」
「強化魔法の加減は考えたことなかった」カナタは頭を雑にかきながら立ち上がった。「さっきのが、全力が分からねぇ。いつものやり方なんだ」
「オーケー」アオは目を細め人差し指を口元に持ってくると「一回、攻撃の強化魔法かけて」と言った。
「あぁ」言われた通り、詠唱して魔法をアオの両手に飛ばした。
「おぉ」アオは腕を嬉しそうに眺めながら剣を拾った。「これはすごいね」
手に持っていた剣を振りながら何度も頷く、その顔は新しい玩具を見つけた子どものようであった。
「ねぇ、どんなイメージで魔法を使うの?」
「イメージ?」唸りながら、魔法を使った時のことを思い出した。「うーん、魔力を塊にして相手にぶつける感じだな。持続時間はその塊のサイズによるかな」
「あーだから、じっと僕の方を見てたいたのか。僕がカッコいいからだと思っていた」
ドヤ顔をするアオに親近感を覚えた。
勇者とは高貴存在であり尊いお方と聞いていた。自分とは違う世界に生きていると教えを受けてきた。
会話をして彼のクルクルと変わる表情を見ると同じ人間なのだと安心した。
「あのさ、魔力で僕を包むことできる」
「ちょっと待って」
大きな塊を作りアオのところまで飛ばすとそれを薄く延ばして彼を囲った。
「ふぅ」
塊を投げるよりもずっと集中力を使う。すこしでも囲っている魔力に穴が開いてしまったら効果がなくなってしまう。
「ふーん」アオは頷くと、数歩進むと魔力の囲いから体をだした。
「え?」カナタはアオの行動に驚いた。そのことで集中がきれて魔力の膜が揺れ動いた。
「大変そうだね。ちょっと歩くから追って」
「マジで」アオの言葉にカナタは目をぱちくりさせた。「クソ」
息を切らしながら、全神経を集中させてアオの動きに合わせた。
魔力の塊を飛ばして終わりとは違い、持続するのは神経をすり減らした。次第に頭がクラクラとして来たので、「終わりにしたい」とアオに伝えたが否定された。
「カナタはさ、僕の魔力感知できるのだよね」
「そ、そりゃ。基本だから」
嫌な予感がした。
「じゃ、目をつぶり、僕の魔力のところに魔法かけて」
「へ?」
魔力感知にも魔力を使う。
――鬼勇者か。
「はやく」
鬼勇者は容赦なく急かしてきた。『無理』と言いたかったが彼の青い目は拒否することを許さなかった。
「……鬼勇者」
カナタは目をつむり呼吸を整え、アオの場所は確認した。
その瞬間、魔力の膜が歪むのを感じた。
――ツラいって。
限界が来てカナタはその場に倒れた。
「はぁはぁ」
呼吸がうまくできない。
目を開けると、ぼやけた視界の中にアオの顔があった。
「立てる?」
「うん」
クラクラする頭を押さえながら、カナタは立ち上がった。
「僕と戦いたいと言ったわりには弱いね」
笑顔のアオから衝撃的な言葉がでた。
自分が優秀だと思ったことはないが『飲み込みが速い』と師匠に言われていたためそれなりに自身があった。
「はい」
笑顔のアオは手に収まる程度の石を渡して来た。
それを両手で受け取るとじっと見た。勇者が渡してくるのだから何か特別な力があるのだと思った。その心を見透かしたようにアオは笑った。
「それただの石」
「え……?」
「睡眠時間以外はずっと魔力で囲ってほしいだよね。さっき見たいに身体強化魔法のやつでさ。あ、もちろん見ないで」
「……へ?」
目が点になった。
無機物にも身体強化魔法をかけることは可能であり囲うこともできるが、見ないでと言うのは難題だ。さきほどはアオの魔力を追って魔法をかけた。
今回の対象は石。
石には魔力がないため追うことはできない。
「この森の先に抜け道あるから、そこからかえっていいよ。一週間後成果みせてね」
「一週間後」
開いた口が塞がらなかったが、アオはそんなことは気にせずちいさな手でカナタの背中をおした。
「じゃあね。僕、無能はいらないから。よろしく」
その日はこれでアオと別れた。
無能はいらない。
カナタはハッと目を覚ますと汗をびっしょりかいていた。起き上がろうとしたら、体のバランスがおかしかった。左側が妙に軽く、ズキズキとした痛みを感じた。
嫌な予感がした。
想像はついていた。
覚悟を決めて、痛みの方に顔を向けると左手の腕から下がなかった。
「……まぁ、これだけで済んだのが幸いか」
小さくため息をついた後、ユキノのことを思い出した。最大レベルの身体強化魔法掛けたため生きていると思ったが心配であった。
「うぅ……」起き上がろうとしたが、左手がないとうまくいかない。「はぁ……」
大きくため息をついてベッドの上に大の字で倒れると見知らぬ天井を見た。
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