第2回 ライターって儲かるの? よくある質問1
フリーライターをしていると、「儲かるの?」と聞かれることがあります。
結論から書くと、「週刊誌ライター」は儲かります!
「儲かる」の定義は人それぞれでしょうから、もう少し具体的に書きます。
ライターの仕事内容や価格設定は、媒体でかなりの差があります。
そのなかでも、「メジャーな週刊誌」を発行している出版社は大手しかありません。
ですので、週刊誌の単価はおおむね悪くないのです。
そこに加えて、毎週雑誌が発行されるので、仕事もコンスタントにいただけます。
月刊誌や季刊誌では、こうはいきませんよね。
単価×仕事量なので、私の周囲は年収1000万円超えの人もいます。
(残念ながら、私はそこまでいきませんが……)
これは業界ならではだと思うのですが、あまり事前にギャラは提示されません。
振り込まれてから、「あの仕事はこの金額だったのか」とわかります。
なので、「ラッキー」と思うことも、「これだけ?」と思うこともあります。
編集者さんに聞けば金額を教えてもらえるのでしょうが、事前に聞く人はあまりいないようです。
(毎回、先に金額を確認しているカメラマンさんがいましたが、本来はそれが正しい依頼の受け方かもしれません)
私の場合、インタビューをして、データを作り、記事にする仕事です。
取材対象者が有名人の場合はミーハー心がくすぐられますし、普段は会えないようなその業界の第一人者の話も聞けるので、知的好奇心は尽きません。
ただし、いい話ばかりではありません。
フリーランスはダイレクトに不景気の影響を受けるので、仕事量やギャランティは減る傾向にあります。
事前に取材対象者の著書を読んだり、資料を集めて勉強もするので、その時間も含めると、時給計算したくない案件も多々あります。
…… あれれ、これってライターは儲かるって話じゃなかったっけ(笑)。
それでも、毎回内容が違って刺激のあるこの仕事が、私は大好きです。
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