第30話

そんなHSP体質なもので

っていうかそれが素で

その優しさ?!でね

スポットライトを周りに譲ってるうちに

自分から思ってることを発することが

できないって癖が

身についてしまって


積極的皆無なので

友達作る機会をなくしたあたしは

いつの間にか貼られてた

『陰キャ』

のレッテルをなぞるように

教室の空気を読んで

ひっそりと過して

それも優しさ?っていうかさ

もはや自発する気なくしてる死ね


そんな自ら招いた現状を

今更『苦痛death!!笑』と訴えたところで

『勝手に空気読んでるのはアンタだし、自分が行動、友達作りできないのをあたし達のせいにされてもね』

って周りからうとまれて

はい

終了


ならもう『本』出して

『読書してる人へ周りが声掛けないの当たり前』

って『光景』を演出しつつ

そういう子を演じるしかないんだ

友達がいない休み時間ほど

痛々しいいたたまれない時間はないんだよ


教室における

陰キャ『B面』の立ち位置

あたしはちゃんとわきまえてるつもり

ブスが着飾るだけで笑いもの

性格ブスか

ポジションにまつわる身だしなみ整えたってね

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