Justice for All
横谷昌資
正義は味方
正しいことをしよう
正しい行いをせよ
正しさを望み期待する
ただし何が正しいかは私が決める
正義がいつも正しいわけじゃない
正義で殴ると罪悪感を覚えずに済むってだけだ
でもたとえ正しくとも正義だけが良いことじゃない
そして良いことだからって正しいとは限らない
自分はこれで正しいんだって、
自分はここにいるんだって信じ続けて、
そう思い込まなきゃ生きてなんかいけなくて
それが正しいこととされるのは
それが正しいことだとみんなが思っているから
その正しさに従っていると得だから
つまりメリットがあるからそれを正しいことだと思っている
自分はこれで正しいんだって、
自分はここにいるんだって信じ続けて
そう思い込まなきゃ生きてなんかいけなくて
自分のいる世界が真実なんだって、
自分の守るべき世界が正しいんだって、
だから相手の信じてる世界は間違ってるんだって、
そう思い込まなきゃ生きてなんかいけなくて、
そう信じ込まなきゃ、生きてなんかいられない
だから
殴り合え
奪い合え
殺し合え
そうすれば正義は正しくなる
でもそもそも人が人を殴るのに理由なんかいらないのかも?
悪は滅ぼさなければならない
だからそのためならどんなことをしようと構わない
正義のパンチは暴力ではないのだ
なぜならこれは正しいことなのだから
だって我々は利益を追求しているのだから
いじめというのもある意味正義だ
”あいつは嫌なやつだからいじめよう“
でもそんな正義は許されない
許されないことは、確かにあるんだ
確かにあるのに
正義は最後には必ず勝つのかもしれないけど
それはただ最後に勝った方が正義だってだけなのかもしれない
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