ここまで読んだ人向けの設定集

【ダンジョンとは】

異世界ファンタジー世界で芽吹いた魔力を得て成長進化する植物のようなもの

全てのダンジョンの根本は繋がっている

最初の世界で成長しきってコレ以上はダンジョンを増やしても得られるエネルギーが少ないと気付いたダンジョンが、種を飛ばすように異世界に侵略していく

主人公の世界もその被害にあった世界

侵略的外来種というのは本当に言葉そのままの

もし異世界転生なんてしたら同じ系列のダンジョンの侵略を受けている世界に飛ばされるかもしれない


【才能のばらつきについて】

魔力と一纏めに表現されているが実は精神力✕生命エネルギーの相乗効果で練られたもの

ダンジョンが人間に執着するのは精神力が無い(感情が無い)ため相乗効果を起こすことが出来ないから

力の性質的に、思い込みや強い感情でパワーアップというのがありえるので生前の【冒険王】は本当に強かった

そのため最終的に極めていくと出力が一定になる通常スキルよりも自分で出力を弄ることができるスキル外スキルの方が強くなりやすい


結局才能と言われるのはエネルギー総量の違い

ダンジョンが与える力の許容量と比例するので、才能がある人イコール所持エネルギーが多い人となる

ダンジョンは所持エネルギーの多い人に沢山ダンジョンに潜ってほしいので明確に贔屓をする

それが成長速度と上限の違いになる

主人公は生まれつき所持エネルギーがくっそ高い才能マン(更に成長期のダンジョンへの強い憎しみ、塩漬け依頼なんてくっそ精神的に疲れる作業依頼を熟しまくれる時点で精神的に強い)

一方最強さんはそこまで多くなかったけど、プライドで精神力鍛えて強くなっていった努力の人


【探索者と破滅の使徒】

第一洗礼で探索者にならない人の共通点としては、犯罪者以外はダンジョンがジョブを与える前から自力で既にジョブについているから

偏った思想の人扱いされてるけどそれだけそのジョブにつくほどの精神エネルギーを使っている

ダンジョンの与える基本ジョブツリーが探索者スタートのツリーで、他のジョブの人は自らが1から切り開いたジョブツリーのため探索者のツリーと同じものを覚えることができないし、洗礼を何度受けても同じジョブになる

ダンジョンをぶっ壊したいと長年思い続けた主人公はダンジョンを破壊することに特化したジョブに自力でついていたということ

ちなみに小夜啼鳥教のジョブは勝手な思い込みと思想で作られており小夜啼鳥さん本人の意向は何一つ反映されていない


【装備変換器】

ダンジョンちゃんの作ったリソース回収機

確率操作はしている

沢山リソースを投入した人には思いっきり忖度する

単発は渋め


【ダンジョンキャリア】

ダンジョンとの契約に合意した存在

洗礼を受けた人は全員洗礼時に同意したという扱いになっている

ダンジョンの与えるエネルギー変換システムを受け入れたということでエネルギーを魔力に変換する方法をスキルという形で与える

ダンジョンの中でモンスターと戦わせて魔力を消費させることで自身のエネルギーにしている


【名前付きモンスター】

ダンジョンが作った人形が人間を倒して精神エネルギーを吸収した結果自我を持ったモンスター

自我を持った時点でダンジョンの配下から外れ、異常進化をし始める

名前を得た以降人間を倒すとダンジョンにエネルギーが吸収されなくなるのでダンジョンちゃんは名前付きを嫌っている


【〜の魂】

名前付きモンスターを倒したときにドロップするアイテム

名前を得てから溜め込んだエネルギーを凝縮したもので、〜の魂系の素材を装備変換器に入れると装備にも名前付きの精神性が付与される

生成された装備はもダンジョンの管理から外れる事になるので、倒されたときに徴収されることがなくなる

一方必ず何かしらのデメリット効果が付く


【勇者】

剣士、魔法使い、補助術師、盾使い、呪言師、ヒーラー、斥候を極めた育成の鬼

まともなジョブについた場合の主人公の理想形

勇者として得たジョブスキルは出力の増大の為の【誓言】など、1段階上の威力を求めるもの

旧東京1番ダンジョンへ挑むまでで本一冊は軽くかけそうな王道ダンジョンモノ生活をしていた

黎明期にダンジョンに潜っているような人は何かしら家庭や生活に問題がある人が多かったが勇者もまたその一人

呪言師と斥候はソロだった時代の名残

仲間を何よりも大切にしていたがジョブのソロ完結具合から本質的に一人のほうが強いタイプだった

本人の強さに追いつかない守るべき仲間を連れていた事が全ての敗因だったかもしれない


【冒険王】

狂戦士一筋、俺は前で殴るから他は全部よろしくな!の人

劇場版ジャイ○ンのような人で、いじめっ子でもあったが同時に自分の舎弟は絶対に守るという精神性でもあった

難しいことは分からないし命の危険もあるから前線全て担当して、守ろう!という思考

仲間はそれ以外全部ってこっちの負担凄いんですけどなんてキレながらも冒険王に支援をしていた

他のパーティメンバーは全員後衛

守り守られつつ、いいバランスで成立していた

ちなみにハーレムパーティ

死ぬほど健全な冒険王を押し倒して共有しきったので現代にも冒険王の血筋がそこそこ居る

特殊ジョブに願ったのはスキル外スキルを上手く使えるようなパッシブスキル


【小夜啼鳥】

ダンジョンアウトの概念がなかった頃はダンジョンを出たあとも傷は治らない

スタンピード後の時代に生まれた小夜啼鳥さんはヒーラーとして戦う内に多くの人を救いたいと思って医師免許(ガチ)の必要なジョブ【医師】まで極めてダンジョン野戦病院(ダンジョン出たすぐにテント作って低品質ポーションなどで治しきれない傷を格安で治すボランティア)を開いた

そこでの行いがまるで現代のナイチンゲールだと囃され特殊ジョブに至る

その力で多くの人を助けたがこの人の本質は医者でありダンジョン内で戦う人ではない

故に理想のパーティとして引き抜かれたときに回復行動を何よりも優先しパーティとしては歪んだ行動を取ってしまった

特殊ジョブに願ったのは蘇生魔法


【大厄災】

全てのダンジョンが一斉にスタンピードを起こした日のこと

当時の日本ではダンジョンに潜るのはある程度動くことが出来る命知らずな若者ばかりだったので高齢者の洗礼が殆どなかった

スタンピード時に低級のモンスターにすら抵抗できずに死んだ人が沢山居る

ここで一度人口が大きく落ち込む

地形も変わったり、食料の供給も大きく落ちた

ダンジョンへの抵抗力を求めて多くの人が洗礼を受け、食料を求めてフィールド型のダンジョンに潜る人が爆発的に増えた

ちなみにこの頃はダンジョンの便利機能などが存在しなかった為スキルを使用した犯罪なども蔓延っており本当に治安が悪かった

そのため護身のためにどんな年齢でも洗礼を受けるようになって見た目では相手の強さが解らないことから下手な事が出来ないようになるまで大分荒れていた

その後ダンジョンちゃんの媚びが始まって一気に社会的に落ち着き始める



【世界の文明の発展度合いについて】

一度大災厄で人間社会が崩壊しかけるが、その後のダンジョンちゃんによる万能凄いエネルギー魔石の供給とファンタジー金属資源の提供で持ち直す

実は現代としか語られないが割とファンタジーSF社会に片足突っ込んでるので電車と言う名の超高速鉄道だったりする

携帯端末はステータス画面に駆逐されたので家事代行系の工業分野が目茶苦茶発展してる

パソコンは企業秘密保護のために生きてるけどほぼローカルネットワークの為、旧時代のインターネットはウイルスや詐欺のが横行していたダークウェブ扱いになっている(ダンジョンちゃんの提供したネットワークでは詐欺やウイルスは存在しないので)

今の社会の職業は探索者を除くと、超エリート職が技術職(料理人や音楽家などの芸術家、ダンジョンちゃんに負けないレベルを求められる科学者などとにかく才能の上澄み)、建築、製造系作業者、教育者、超高級接客業など

情報系の仕事や一次産業は大分ダンジョンちゃんに殺された感じ

ロボット化も進んでいるのでコンビニやらファミレスやらのサービスを求められない現場ではもう無人化が進んでる

どんな仕事にもつけない多数の底辺と一部の本物の適合者で構成されるのが探索者

インフラを大分乗っ取られているので魔石を供給する探索者の仕事は一生無くならない


【ダンジョンの出現箇所】

ダンジョンの出現場所はエネルギーの多い場所

七門市28番ダンジョンは主人公一家のエネルギー欲しさに湧いた

過去にも個人のエネルギーが大きい故にあまり人気が無いエリアでもダンジョンが湧いている


【冒険者学校】

探索者と呼ばれるのになぜ冒険者学校なのかというと、【冒険王】が私財を投入して作った学校だから

治安が終わりかけていた日本で若者に自衛の力を持たせるために開いた

その後、義務教育の一環としてダンジョンアタックをするようになっていく内に普通の学校も冒険者学校と呼ばれるようになった


【よくあるダンジョンモノで大抵あるのにこの世界にないもの】

MPポーション

蘇生魔法(小夜啼鳥専用)

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