同性婚の—―

 問題点って、良い面と悪い面があるって言ったと思うんだけど、ヘテロ異性愛者の人は思い付くかな?

 ん~……じゃあまずは文化的な物から行こうか。 文化的に否定されてるのも大きい問題だし。


 そもそも同性愛を禁忌としたのって近代かららしいんだよね。 それ以前は男色なんしょくとして逆に好まれた文化も在るらしいのよ。

 みんな大好き織田の信長さんだって女装して踊ったり、男を引っ掛けてからかったりしてたくらいだしね。

 じゃあなんで日陰者として追いやられたのか。 それは西洋文明が入ってきて宣教師から「あかんことやでこれは!」と言われ始めたとこかららしい。 まぁ他者の目を気にする日本人らしいね。


 そして時代は進み、セクシャルマイノリティの人は一定数居たと思うんだけども、ヘテロの分母が増えて事によりますます少なく感じて少数派へとされて世の『普通』に押し潰されていった。

 そこで登場したのはハッテン場と呼ばれるゲイ同士の出会いの場である。 こうしてゲイの友好は楽になって来たかと思うけども、それでもマイノリティは変わらない。

 中には結婚して子供も設けたけどもカミングアウトして家庭が崩壊したり、伴侶とは死別して子供は独り立ちしたから50代からカミングアウトした人や、結婚会見でパートナーが「私はゲイです」と全世界に発表して泣き崩れたりと、どうしても『異端』としての見方が強かったのよね。


 これは大昔の話じゃなくて十五年前くらいに起こった出来事だったかな? まぁ、大昔かな。 そこから私の知識は止まってるんだけども、ヘテロが多い世の中でセクシャルマイノリティの方々がアピールし続けて、歌い続けて、テレビにも出て、パレードもして、SNSでコミュニティを作っても荒らされなくなって、やっと「同性婚認めないとかどういう事じゃゴラァ!」と裁判まで起こすようになったわけ。


 だけど変化を嫌うのはいつの時代でもそう。 今までこれで上手く行ってきたのに、今までじゃあダメなの? ってね。

 それに、どうしても受け付けない人もいる訳よ。 これは世代的な問題もあるんじゃない? ホモセクシャルを嫌悪するしかない世代が制度を作ってる部分に居る、とかね。 知らんけど。


 そんな訳で、文化としては太古の昔からあったけど西欧文化が入り込んだタイミングで禁忌とされて一度途絶えてしまったし、復活させたいとしても「普通」の方々はホモセクシャルを理解し難い。

 ただそれは徐々に変わりつつあり、地位向上のみならず権利拡大や平等推進を求められる社会へと望まれるようになったのさ。



 文化的なのはこんな感じかな。 ホントざっくりとだから興味が有ったらWikipediaでも読んでみてください。

 ちなみに、今回を書くにあたってWikipediaは一度も使ってないのよね。

 だから調べるのがホント大変。 集合知って凄いね。 みんなもwikiには募金しようね?



 次は社会的な問題点だけど、1000文字を超えたとこだしエピソードに分けようか。

 興味が有るからここまで読んでるんだろうけど、あんま考えるのが多いし長いと疲れるっしょ




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