『同性婚』とは?

 同性婚とは、同じジェンダーアイデンティティ同士が結婚し、異性婚と同じ権利を有するようになる。

 しかし日本において憲法で認められてないが、2021年3月に北海道地裁は「婚姻の自由」や「平等原則」に反するとして、法の下に平等を定めた 憲法 14条に違反すると認定した。

 同様の集団訴訟は札幌のほか、東京、大阪、名古屋、福岡の合わせて5か所で起こされていて、今回の『違反する』とした判決は初めてでした。

 しかし地裁が認めたからと言って同性婚が出来る訳ではなく、引き続き同様の動きを行い世論を動かして法改正へと向かう必要があった。


 同性婚は196か国中の四分の一が認めていて珍しいものではないとは思う。

 G20においては同性婚を認めている国は現在8か国。 カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ(一部の州のみ)、南アフリカ、イギリス(北アイルランドを除く)、アメリカ合衆国、オーストラリアであり、G7だと5か国です。

 同性婚ではないですが、法的に守られている部分も多い『パートナー制度』というのがあり、採用している国は23か国あります。 同性婚が認められている国と合わせると、52か国ですね。

 そしてパートナー制度と同性婚を両方行使している国が14か国あります。 これは同性同士だけではない、カップルの多様性や自由な選択を尊重するという価値観を持っていると受け取れますね。

 細かい補足としてG7のイタリアですが、『同性婚』ではなくて『シビル・ユニオン』制度を導入しているのでG7中は5カ国とさせていただいてます。



 では、同性婚とパートナー制度の違いを上げてみます。


 パートナー制度シビル・ユニオンは申告すれば相続権や税制優遇などの恩恵を受けることができますが、同性婚に比べて内容が制限されていて、養子縁組や財産分与、扶養などの権利は認められていない場合が多いです。

 同性婚で認められてる医療面での意思決定や永住権やビザ取得は各国により様々で、家族意思として受け取られかったり認められない場合がほとんどみたいです。

 パートナー制度は国によって認められている範囲や内容が異なります。 各国の違いは膨大過ぎるので割愛させてください。


 これを同性婚とすることで相続権や税制優遇などの経済的な恩恵を受けることが出来るだけでなく、財産分与や養子縁組などの家族関係に関する権利を認められます。

 法的に家族となったからにはパートナーの名字を名乗れますし、病院での面会や医療判断などの医療面で意見することが出来ます。

 他にはパートナーの国籍取得やビザ取得などの移民面での権利を認められます。

 後は「貞淑義務」かなー? まぁ、これは「パートナー制度は結婚じゃないから浮気しても別に悪くない」ってのを「んな訳ないだろ筋通せ阿呆」と最高裁が訴えを否定してるけどね。 当時これびっくりしたなー……セクシャルマイノリティの方々も憤慨したんじゃない?

 なので同性婚だからといって異性婚との差異は感じませんね。



 以上、述べさせていただきましたが、日本という国で行うとすると良い面と悪い面も在ると思います。

 それに、同性婚を禁じるのは違法だとしたのは北海道地裁が初めてで、東京地裁では「同性婚を禁じるのは違憲状態ではあるが憲法に違反してるとは言えない」としています。

 そもそも何が問題なのか。 当事者じゃあない私からの視点と、世間ではどう見ているのかを書いてみます。



 っと、阿呆みたいに長くなったので5分後のエピソードに—―




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