+の『Ⅰ』
Ⅰ: インターセックス(Intersex) - 身体的性において男性と女性の両方の性別を有している人々を指します。
こう言われると『両性具有』『半陰陽』『アンドロギュヌス』を思い浮かべるかもしれませんが、
インターセックスとは、性形質または生殖解剖学的な違いを表す包括的な用語です。
人は生まれつきこれらの違いを持っているか、幼い頃にそれらを発達させます。
生殖器、ホルモン、内部構造、または染色体は、さまざまな形で発達する可能性があります。
例として、女性だが男性ホルモンを三倍有している。 外見は女性だが睾丸を持っている。 外見は男性だが卵巣を持っていたり、陰茎が形成されていなかったり。 その形は様々で、一概にこうだとは言えません。
インターセックスがどのタイミングで分かるかも人それぞれだとも言えますが、外見で判断出来る場合は二歳未満で『乳児性器手術』をされることが多いと伝えられてます。
そしてインターセックスの割合ですが、アメリカの統計ですと約1.7%。(一卵性双生児が生まれる可能性は約 0.3% )で、 2,000 人に 1 人の赤ちゃんは、医師が不必要な手術による変更を提案する可能性のある生殖器の違いを持って生まれます。(美容整形という名目)
これらの推定値は、1955 年から 1998 年までの医学文献を調査したアン ファウスト スターリング博士の研究に基づいています。((2000年発表 )(身体の性別:ジェンダー政治とセクシュアリティの構築 )
また、日本において病名とされるのは『性分化疾患』と呼ばれており、英名では“Disorder of sex development” . 直訳すると『性発達障害』『DSD』となります。
ただ、命名されたのが2006年で、現在では“Differences of sex Development”『性発達の差異』へと呼び方を変えようと動きがアメリカの『interACT』より広まっています。
改名の希望として、インターセックス特性を持つ人が自身を受け入れ他者へ説明するとき、『障害』ではなく、『差異』であるという言葉の有意性を感じて『性発達の差異』“differences of sex development”へと変わるように多くの方が望んでいるためです。
他に、インターセックスはトランスジェンダーと同じに考えている人もいるが、体の問題でありLGBTQと一まとめにして欲しくないと考えている人もいるみたいです。
インターセックスは病気ではなく体の一種の形態です。 しかし、その機能は完全に正常に動いていることは少なく、これまで協力により妊娠や出産は難しいこともあるとわかりました。
幼児期に手術されることにより体の性と心の性が
それと比較すると小さな問題ですが、日本の戸籍法により出生後14日以内に氏名と性別を登録する義務を親権者は負っています。 ただし、性分化疾患ですぐに性別を決められない場合には、医師の診断書を添えれば生後14日以降でも受理されますし、性分化疾患としての申立てなので、手間は掛かりますが家庭裁判所に戸籍の訂正許可を申し立てることができます。
如何でしょう? 実に難しく、デリケートな問題だと思いませんか。
私が調べて感じたことを最低限伝えたいことを挙げさせて貰いました。
インターセックスというのは文化的に古くから在ると見なされていますが、実態が明らかになったのは近年でした。
彼、彼女達が抱える問題や悩みはまだまだ多く、述べさせていただいたことの十分の一も伝えておりません。
正確なデータは有りませんでしたが、日本においてインターセックスは約4500人に一人という数値とのこと。 差異の大小はもちろん在りますが、安易に口に出して誰を傷付けるか分かりません。
以上、つらつらと記しましたが私は医師でもなければ『アライ(Ally)』でもありません。
僕は私はと相談されても「お医者様に罹ってください」としか言えませんので悪しからず。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます