エノグ

鷹簸

君℃り彩

       

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

美術の時間は僕の癒しだった。

その時間だけ僕は僕でいられた。

どんなに君の悪い絵を画いても怒られないし、

自分だ毛ノ世界を飼い手も怒られない。

その時間、たった一時間だけ僕は僕でいられる。

そレなのに、...。

目の前では鮮やかな青が飛び散った。

ミドリ、垢、村先とあらユる色が展開され区逝く。

ただ、僕はそれを見ることしかできナかった。

無惨に飛び散ったエノグ達を他の奴らは容赦なく踏みにじル。

奴らは、残酷だ。

ゲラゲラとエノグの塗りたくり愛が始マる。

後先考えずに、気の赴く侭に。

人間は、最低だ。

耳に、口に、花に。あらゆるニンゲンの穴という穴に詰め込ム。

次第に、誰もいなく為ってユく。

世界は、終焉だ。

何処でアロうと、同じでアる。

醜く、彼らは争ウ。存在しな意地ユウをもとメテ。

僕は、悲観的だ。

こノ曇ッたレンズは世界を負廟堂に移ス。

嗚呼、人生二悔イシカ無。

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エノグ 鷹簸 @tacahishi-13

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