病院

夜ト。

プロローグ

 病院――それは人を治すところとして存在している機関である。しかし、現代社会において、そのと云う目的が薄れている病院がある。

 そして、ついには、ではなく病院すらも出てきている。

 なぜ、そのような状況になってしまったのか――それは、この国自体に問題があるのかもしれない。

 人を傷つける病院に多いのが、精神科病院などと云った病院。つまり、介護などが必要不可欠となってくる病院だ。

 それに付け加え、精神科病院などの患者は老人ホームなどの介護とは違い、患者が暴れることが多々あったり、精神科医の中で人工心肺装置などの機会を使える人材の減少なども理由としてあげられる。

 そう云ったストレスや人材の不足によって、非常勤――バイトのような、人材が増えていっている。

 そのような事実が重なるに重なり、今の人を病院となってしまった。

 そして、ついには退とまで云われるようになってしまった。

 一体、病院では何が起こっているのか――。

 これは俺――篠原悠希がある病院に配属されて、病院の裏側を見た記録である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る