第7話

先を歩く咲に緊張しながら教室を目指し、ようやくたどり着いた。

教室に着くと咲の友人が手を振った。

咲「ありがとうございました」

そう言って離れていく咲を見送ると

もう関わることは無いと別の席で説明を聞いた。

チャイムが鳴り、出て行こうとすると

咲「待ってください!」

呼び止められた。

咲「一緒に探してくれたお礼に、ご飯一緒に食べませんか?」

何を言っているんだろう?助けてくれたのはそっちなのに

風磨「僕なんかいるとお邪魔になるので」

咲「友人にも伝えたら一緒にいいよって!だから邪魔なんかじゃないですよ!」

風磨「いや、でも」

咲「何かの縁ですから早く行きますよ!学生食堂混んじゃいます!」

無理やり背中を押され、学食に向かうことになった。

ごった返す学食

どうにか空いてる席を確保し、離れて座ろうとすると

咲「何やってんですか!隣に座ったらいいでしょ!なんですか!そんなに私が嫌いですか?」

少し泣きそうな咲

風磨「やっぱりご迷惑かなと思いまして…」

咲「しつこい男は嫌われますよ!こっちに来なさい!はい、ここ!」

仕方なく隣に座ることにした。

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