第6話

彼の名前は風磨と言うらしい

風磨にどうやって咲と付き合ったかを聞き出した。

ふぁんふぁんふぁんふぁん(回想に入る音)

大学入学式当日、風磨は方向音痴で目的の場所にたどり着けずにいた。

大学は人が多すぎて人混みにうんざりしていた。

チャラ男にぶつかられ資料を落としてしまった。

さっきまであった人混みがいきなりなくなってしまったようだった。

落とした資料を必死に拾い集めていると

咲「大丈夫ですか?」

急に女子に話しかけられてキョドる風磨

風磨「だ、だ、だいじょうぶです。あっあっりがとうございます」と逃げようとしていたら

咲「あの1年生ですよね?私も1年生なんですけど方向音痴で講堂に行けなくて、一緒に行ってくれませんか?」

風磨「すっすっすみません、僕も方向音痴で迷っていて約立たずでごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」

咲「それなら一緒に探しませんか!?友達とはぐれて心細かったんです!」

何を言われているのかわからなかった。

僕みたいな奴は大学生活で女子と関わることはないと思っていたが今この瞬間、女子と関わっているその事実が整理出来なかった。

整理できないまま思わず

風磨「はっはい!よろしくお願いします!」と言ってしまった。




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