第3話 3歳

そうして平和な月日が流れ3歳になった。

これまでの観察の結果はまとめると


「ここは異世界確定」

母親が魔法を使っていたから。

異世界お決まりのステータスと言って見たけど何も起こらなかった。

「私の家はそこそこ裕福な商人の家」

家具や洋服がそこそこいいものを使っていることや洋服がいい生地をつかっているから。でも貴族ではないみたい。

「父親はフリード、32歳商人」

「母親はマリー、25歳主婦」

「そして私はノア、3歳金髪に紫の目」


わかったことはこんなところ。


あとは疑問に思ったのが、

誰でも魔法はつかえるのか?

酒はどこで売っているのか、売っているのはどんな酒か?

女の人の独り立ちは一般的か?

といったことだ。これもおいおい調べていく。




「ノアー!ご飯よ」

「はーい」

階段を降りて席に着いた。

ちなみに我が家は二階建ての一軒家で

1階にリビング、キッチン、2階に寝室といった感じだ。

今日のご飯はなんだろう?

そう思ってワクワクしているとマリーが食事を運んで来た!

わぁー!めっちゃ美味しそうー!

焼かれたお肉の香ばしい香りと色とりどりの野菜、そして温かなスープにカリッとしたパンがよくあうんだよね!


「食事に感謝を込めてイーノシス様に祈りを」

「食事に感謝を込めてマリーリア様に祈りを」

「食事に感謝を込めてライオドット様に祈りを」

みんなでお祈りしてから食べ始めた。

うん!やっぱり美味しい!

この世界では主神であるイーノシス様に食事前と後にお祈りするのが一般的らしい。


この世界には主神イーノシス様と

情熱の神 ライオドット様、そして知性の神トリドット様、慈しみの神 アマーリリ様、癒しの神マリーリア様、強さの神ノード様、万能の神 オーリリ様が存在している。どの神を信仰するかどうかは生まれた時に決まっているらしい。どう決めているかよくわからないけど、私が信仰しているのは情熱の神ライオドット様だ。

ちなみに父は主神イーノシス様を、

母はマリーリア様を信仰しているらしい。

本当に謎だ。



食事をした後は母に連れられ近所にある教会で祈り、そしてその後はお昼寝をしたり、遊んだりしている。

こんな感じの穏やかな日常を送っている。



ところで私が外に出ているとき、必ず帽子を被せられている。なぜかな?日焼け防止かな?まあいいや!




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モチベにつながります!

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