ロボットの最期のデータ

@eins3

master

「どうした?そんな顔して。」

「『ロボットの私にそんなものはありません』って、いいんだよ細かいことは」

「とにかく!なんかあるんじゃないのか?」

「ほらみろ!やっぱりじゃないか、でなにがあったんだ?」

「『人間になりたい』?」

「そんないいもんじゃないと思うけどなあ人間なんて、すぐ感情的になるし人間関係めんどうだし体は脆いし、いろいろ不便だぞお?」

「『それでもなりたい』?」

「じゃあこうしよう!遊園地に行こう!うん!それがいい!」

「『それに意味があるんですか?』」

「うーん....意味ないんじゃないか?ちょちょちょ!シャットダウンしようとすんなお前!

まあたしかに意味はないけどさ、意味のないことをするのも人間っぽくないか?

はははっ!ほら!わかったら準備しろお。

そういや今日は寒いな...お前これつけとけ!」

[マフラーをロボットに巻く]

「『わたしにはいみのないことです』?」

「さっきもいったろ?意味のないことができるのも人間っぽいしそれに...

うん、似合ってる!」













「ア・・・嗚呼、マス...taー、わたし..ha...ただ...あなたの同じ...に....

でも...それは叶わないから...せめてこれだけは...言わせて...ください。」

[49 20 6C 6F 76 65 20 79 6F 75]

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