「出会い」の大切さ V.2.1

@MasatoHiraguri

第1話 はじめに

  人のうわさやマスコミの情報よりも、実際に自分が会って話した人や自分が住んでみた地域・国の印象の方がよほど印象に残るし、自分にとって信用できる事実となるのではないでしょうか。


  私は大学時代、社会心理学の勉強(暗記学習や膨大な本を系統的に読む)は一切してきませんでした。その代わり、自分で現実社会に飛び込み、自分の目で見て・自分の頭で考える、という学びをしてきました。カッコよく言えば、社会心理学の演習を自分で行ってきたのです。


  普遍性のある事実や、一般的なものの見方ではないかもしれませんが、現実に自分が経験した事実である以上、それが真実であるのは間違いない、と思っています。

  そんな私ですから、なんでも実際に「自分が体験したこと」を基本にして物事を考え評価してきました。


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  私が「中国・中国人」に対して、日本の政府やマスコミのまき散らすバイアスのかかった見方(中国が台湾をいじめている・中国が世界を支配しようとしている・台湾海峡の危機、等々)を全く信用しないのは、中国人に知り合いがいるというわけではありません。「コロナのバカ騒ぎ」と同じで、自分自身で確信を持てない話には付き合いたくないからです。


  例えば、中台関係を考えるにしても、考えるベースになる心の姿勢は、現実に自分自身が体験したことが基本になっています。といって、中国人と「特にいい思い出」があるというわけでもない。現実にこの目で「中国人」を見て・話して・自分の頭で考えてはじき出した「中国人」がベースになっているのです。


  中国人に関しては4つの(大きな)思い出(①異国の地でうまいラーメンを食わせてくれた中華料理店の中国人 ②空港で会った中国人男性 ③台湾で会った中国人大学生 ④台湾で会った中国人女性・京劇の演奏をする女性)がありますが、そのひとつを述べてみましょう。


2023年5月8日

V.1.1

2023年5月9日

V.2.1

平栗雅人



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