第3話 米原市

 米原市の海岸で、夏休みを過ごす6人の男たちがいた。舞台役者の中川圭吾(演:仲村トオル)が、恋人の香織(演:木村多江)とともに泊まる別荘を借りた。そこで、かつては不良グループに所属していた仲村の友人たちが集まったのだ。


 1泊目、6人は浜辺で騒いだあと、別荘に帰る。ところが、翌朝、罠をかけられたように別荘の庭に散らばる彼らの衣服を発見する。彼らの記憶からその夜の記憶が失われていた。


 疑いの目が向けられるのは、仲村の友人のひとり、カメラマンの藤田(演:反町隆史)だった。彼は、他の5人が悪事を働いたことを示唆していた。


 しかし、調査を進めるうち、6人が誰かに薬物を盛られ、眠らされたことが判明する。さらに、過去に起こったある事件が、彼らの行動に影響を与えていたことも明らかになる。


 過去の事件とは、別荘を所有する青年が失踪したというものだった。実は、6人のうち2人はその事件に深く関わっていた。


 彼らは夜な夜な誰かに襲われ、恐怖に巻き込まれる。やがて別荘に戻った彼らは、全ての謎に迫るため、事件の真相を探ることに。

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