小説家姉妹はリアルもラブコメかよ!!
鳳隼人
プロローグ
さて君たちはラブコメの主人公に憧れたことがあるかい。
俺はある。そんなラブコメの様な人生はいったいどんなに楽しいかそう思っていた。
つい此間までは。
「ナギ君こんなアイデアはどう!?」
「ちょっとお姉ちゃん私が先に渚に読んでもらうんだから!」
「なんでよ!」
「なによ」
「「うぅ~」」
「ナギ君!」「渚!」
ラブコメの主人公たちよ君たちがあんなにも苦労してるのか分かった気がするよ。
「春香姉さんも詩織も落ち着いて、ちゃんと二人のアイデアを聞くから」
俺は超絶美少女姉妹、姉の春香姉さんこと藤堂春香はロングストレートの黒髪で学校では癒し系の美女で三日に一回告白される美女である。でも何故か一度も告白を受けた事がない。
そしてその妹の詩織こと藤堂詩織は姉の春香姉さんとは違いショーカットの茶髪で運動部のエース。しかも勉強も常にテストで一位の文武両道を体現した様な美少女で高校一年生なのに同学年や先輩たちから姉の様に慕われている。
告白も姉香織と同じくらいされているが男女の割合が半々と詩織はちょっとガッカリしている。
俺は今そんな美人姉妹に挟まれている。
「ねぇナギ君お姉ちゃんの話聞いてる」
「渚私の話聞いてよ」
「えっ?・・・ごめん春香姉さん詩織ちょっと考え事をしてた」
俺?俺は太刀川渚この美少女姉妹の間の兄弟だ。
えっ?苗字が違う?それはそうだよ。
俺たち三人は義理の兄妹だかね。
俺の母さんが一月前に再婚してその相手の連れ子で初めて二人を見た時は俺は夢なんじゃないかと壁に頭ぶつけて四人に心配された。
「ねぇナギ君どうしてお姉ちゃんたち三人きりなのに他のこと考えてるのかな?」
姉さん目完全にいってますけど?
「そうよ渚今は私たちのことだけ考えていなさい」
ん~本来なら誰もが羨むシュチュレーションなのに全然嬉しく無い
なんで?
「あのさ二人とも。毎回気になってるんだけどなんで編集者の人じゃなくて俺に相談するの?」
そんな俺の疑問に二人は当たり前のように応える。
「「そんなの、ナギ君(渚)のアイデアが一番面白いからに決まってるじゃない!!」」
「はぁ~」
早くどうにかしないと、俺のストックがなくなってしまう!!
こうして俺たち三人の
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