第3話「Yes/Noで答えろ」




リナの首に大鎌の刃を食い込ませる寸前で―――邪魔が入った

なんとも攻略対象の一人、バーガナ・リアフスだ

すげー勇気あるね

俺ちょっと感動しちゃったわ

いかんいかん、泣いたら絶対リナにからかわれる



「今日は邪魔も多いなぁ、この女に邪魔されただけで胸糞割ぃのに...‥ぶっ殺すぞ...‥‥!あ、今の忘れて」



生徒たちはコクコクと頷く

さり気なく大鎌を弾き飛ばそうと間に入ったバーガナの頭を掴み粉砕させる

そうだ、ステータスってこの世界あったな

試しにステータス見るか



「ステータス」



 名前:クロノア・ブラッドリィ


 種族:悪魔族


 性別:女


 称号:魔神


 属性:闇 


 スキル:【不老不死】【全魔法(神)】【全耐性(神)】【精神耐性】【鑑定(神)】

     【威圧(神)】


 魅力:999999999(固定)


 幸運:-100(固定)


 体力:999999999999999999999/1000000000000000000000000000000000  


 魔力:99999999999999999999/1000000000000000000000000000000000000


                                     』



幸運度ひっくっ!?

何このゴミみたいな数

しかも体力と魔力の桁エグいんですけどー!?

魅力は上限が100までなのに999999999ってヤバない!?

じゃあ何で俺怖がられてんの?

美少女普通モテるんじゃない?

もしかして...‥‥‥‥ツルペタだからか!?

余計リナ殺したくなったわ...‥‥‥‥

リナはガクガクと震えている

いい気味だね、あはは

俺は釜でリナの首を刎ねる



「あの世で俺を踏み台と言ったことを悔やむんだな」



ふふふ、ザマァ見ろ

よし残りは...‥‥‥‥‥金髪くんだね

俺は返り血で赤く染まった大鎌をブゥンと振り回して金髪くんに言ってあげた



「金髪、お前も、あの世行きたいか?Yes/Noで答えろ」



あ〜あ、ワンピが汚れちゃった

帰りに買い物でもするか、金あるか知らんけど

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乙女ゲームのラスボス美少女に転生したのでシナリオをガン無視して好き放題していたら何故か皆に崇められたんだが...えっ、英雄様だって!?違うし、俺唯のラスボスだし ちーずけーき @04110411

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