第13話 映画のCMを見てひっくり返った話
平成五年の話
自宅でテレビを見ていた時、新作映画の予告CMに使われていた音楽を聴いた瞬間、誇張や比喩でなく全身に鳥肌を立てひっくり返った。
映画のタイトルは「ゴジラVSメカゴジラ」、音楽は伊福部昭…
なぜひっくり返ったのか?理由は昭和五七年の話になる。
学生の頃、鉄道研究部に所属していた。学内の文化系サークルのイベントで、鉄道研究部は映画の上映会をすることになり、先輩が国鉄(当時)の広報から映画のフィルムを借りて来た。
映画のタイトルは、「つばめを動かす人たち」…昭和二九年のドキュメンタリー映画で、東京発大阪行きの特急つばめの1日を描いた作品である。
学校に泊まりがけで上映会の準備をしたりして、楽しかった青春の思い出だったな。
部員だけで試写をした時、誰かが「ゴジラが出て来そうな映画だねー」と言っていた。そう、この映画の音楽も伊福部昭が手掛けていた…
映画の中で運転士と機関士が電気機関車の始業点検をしているシーンと、エンディングで流れる曲が、「ゴジラVSメカゴジラ」のメインテーマ曲のメロディとほぼ同じ…
テレビの前で鳥肌立ててひっくり返った時に思った事は、「伊福部先生、使い回しだよー」
「つばめを動かす人たち」は、多分YouTubeに動画を上げてる人がいたと思うので、興味ある人は検索してみて下さいませ…
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