アラ還おっちゃんの思い出し話
zezengo
第1話 心霊スポットが見つからなかった話
昭和四十年代後半頃
小学校で「怪獣・怪人大百科」とか、「戦艦・戦車・戦闘機大百科」とかの大百科本が流行っていた。
その中で、全国の心霊スポットを紹介する本があり友人達と読んでいると、近所の地名で「Sさんの家の庭に夏の夕方、低いハーモニカの音と共に幽霊が現れる」という記述があった。
友人達「これは見物しに行かんにゃあならん」と盛り上がり、町内地図を引っ張り出して該当する地名の「Sさん」宅を探したのだが…見つからない。
ここで誰かが一言
「Sさんの家自体が幽霊だったか…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます