幼馴染の色気
トントントン
「涼音、いいか?」
俺は涼音の部屋ドアをノックして聞く。
「あ、薫いいよ」
涼音からも許可が出たし、俺は涼音の部屋に入る。
ドアを開けて入るとそこはまるで未知の世界。
思春期の女の子の可愛らしさがある中に高級感のある物がちらほらある、普通の部屋2部屋分の大きさある部屋。
「薫・・・」
「なっ!おまっ!」
そして部屋の真ん中にある大きなベットの上には高校生男子には毒な胸を強調するかの様なセーターにパンツの見えそうなぐらい短いスカートをあく涼音がいた。
「なんて格好を!」
「薫・・・」
涼音はベットを降りて俺に近づく。
「どう」
「どうって、その、エレナさん譲りの銀髪とスタイルが強調されて可愛らしさと綺麗さ、かっこよさがあって素敵だ」
とりあえず、べた褒めする。
それに今言ったことはほとんど本音だしな。
「か、薫!」
涼音は頬を赤らめながら笑顔になる。
そんな涼音はというと・・・
(い、今素敵って!薫が私を素敵って!あ~幸せ、もっと、もっと見て薫!)
薫に褒められた事が嬉しく幸せの絶頂だった。
「す、涼音そろそろ作戦会議を」
「えっ?あ、あ~そうだったわね」
それから俺たちはベットに座って作戦会議を始めた。
「涼音ならどうしたら奈々は俺に興味を示してくれると思う?」
そう涼音に聞くと、涼音は俺に寄りかかる。
その時、涼音は薫より背が低いので胸が強調され薫はそれを気にしてそっぽを向く。
「私ならこれだけ薫と一緒にいるから気にならない事はないわよ?」
「そ、それは嬉しいけど。なんだ、その涼音から見た奈々で俺を興味深そうに見てる時とかわかるか?」
「ん~、ごめんなさい。分からないわ。あの子、それなりに薫の事を気にしてるけど仲の良い友達ぐらいにしか思ってないんじゃないかしら」
「そ、そうか」
それを聞いて俺は項垂れる。
「ねぇ、薫」
「ん?」
急に涼音が俺に聞いてきた。
「薫はどうして奈々の事が好きなの?」
(どうして私じゃなくてあの泥棒猫なの)
薫を照れ臭くさそうに答える。
「実は中学の頃、好きな子がいてさ。その時、今みたいに奈々に相談してたら、な・・・」
「ヘェ~」
涼音は興味深そうに声をあげる
「なら、今は私が好きってことよね」
「え?」
涼音がそう言った瞬間俺は涼音に押し倒されて、涼音が俺の上に乗った。
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