第27話

別に彼女ではない。それが私たちの間柄だ。



彼は有名なインフルエンサー、私はしがないインフルエンサー。それだけである。



湊くんとの授業がある日に私は投稿をした。その日は朝彼に会ったが話したのはそのことだけだった。そして、また土曜日に会うことを約束した。


今度会うことを決めた時は昼からにしそして私たちは昼を共にしてその時の映像を投稿に使う約束にした。



同棲していないからネタが消えそうではあるがなんとか上手く繋げればならないので、私はたくさんのカップル動画を見ることにした。生半可な気持ちではうまく行かないからだ。




投稿が完了した日、私のDM欄にはいろいろな人からのメッセージが届いた。インフルエンサー仲間の人が多かったがコメント欄は少し荒れていた。タチの悪いおじさんファンなどの誹謗中傷などもあった。



インフルエンサーになってから自分がなんと言われようときにしないようにしてきたが、不安になってしまった。





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