第7話
「佐藤くん評判はいいよ。まー、チャラいの外野なら仕方ないか…。とはならないわ!贅沢すぎる。私と変わって欲しいくらいだわ。います何でもやりますって返事してきなさい。」
怒ったような美蘭に私はふと
「というか、なんで佐藤くんのこと知ってるの?」
「そりゃ当たり前でしょ。今や有名人よ。最近は、men's tontoにも載ってたわよ。Instagramやってて知らない人はいないわ。」
「そうなんだー。」
私はふーんと他人事のように聞いていた。
「あんた興味なさそうだけど、あなたよりフォロワーも多くて、すごく人気なのよ。わかってる?」
「そんな冗談でしょ笑」
私が笑っていると、
美蘭がスマホを取り出して、私に勢いよく目の前に見せてきた。
「え、本当だ。知らなかった。」
「知らなかったじゃないわよ。」
「いやー。友達がただかっこいいとか言ってるだけかと思ってた。そんな人気だったんだー。分けて欲しいわ笑」
「あんたんかってる?その相手にカップルチャンネルやろうって言われてるのよ!自分のフォロワーも増えるし、もっと有名になれるのよ。最近悩んでるのでしょ。フォロワーが増えないこと!」
「まぁー。そうだけどさ。」
私は居心地悪そうに答えた。
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