6月29日
家族で明るいホストクラブに行ったら、取り巻きと二匹の子豚を連れてるホストがいた。
何事か揉めていて、怒った彼は笑いながら子豚の一匹を尖った靴で蹴りあげた。
悲鳴をあげながら逃げた子豚は、ピンクの肌に黒い模様が入っている。余りにも可哀想なので、その豚にルーシーと名付けバレないように胸元に隠した。胸元だと上手く入らなかったので、ワンピースのポケットに隠す。
ホストに気付かれる前に、家族でバックヤードの衣装ラックに隠れる。そのまま逃げようとラックを操りながら外に出て、坂を越え砂利道を越えて何とか逃げることに成功した。
しかし、そのラックの中に売上金が入っていたようで、ホスト店で大騒ぎになっていた。子豚を蹴り上げたホストが退店するらしく、その最終日の売り上げも入っているそうだ。
太った幹部が、オーナーに連絡を取ろうとする。オーナーは大きく近代的な気球で大気圏まで挑戦している真っ最中だった。
幹部と他ホストは小さな気球で列を成してオーナーに会いにいく。
例のホストは怒りを越して冷静だった。オーナーも、どうやって犯人を探そうか考えている風だった。
私は、まさかこんな一般人が盗って行ったとは思うまい、と不安ながらも少しタカをくくっていた。
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