粗大ごみ

勝利だギューちゃん

第1話

「〇〇さーん、お届け物です」


ある日、僕に荷物が届いた。

知り合いのお兄さんからだ。


よく、遊んでもらった。

懐かしいな・・・


「なんだこれ?」

中を開ける。


セーターが入っていた。

手編みらしい。


「俺は男からもらう趣味はないぞ」


手紙がはいってた。

読んでみる。


【〇〇へ、


元気か?

俺は元気だ。

知っての通り、俺は今度結婚をした。


そこでだ。

元カノからもらったセーターを。送る。


今の奥さんのところに、元カノのは持っていけない。

でも、捨てるには忍びない。


だから、お前に送る。


じゃあな】


じゃあなって・・・

どうするんだよこれ?


相談してみよう。

誰にしよう?


そうだ。

ラジオにしよう。


女性がらみ?だから、女性の方がいいだろう。

採用されるかも・・・


数日後。

この事を相談したラジオ番組で採用された。


読み終えた後、そのDJから、ありがたい返答があった。


【そんなもの、律儀にとっとくな。

さっさと、捨てろ】


怒られた。


翌日、リサイクルごみの日だったので、捨てた。

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粗大ごみ 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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