技術と異世界

康神

1 日本と………


 ここは日本

 世界でも有数な平和な国だ。しかしここ最近物騒な事件も起こっている。


 例えば著名人への襲撃事件や詐欺など


 それでも世界的に見れば平和である事は間違いない。


 そんな日本に住む高校生

伊丹匠いたみ たくみ

 彼には秘密がある。それはある武術の免許皆伝を持つ実力者であるという事だ。


 その武術とは伊丹流と言う流派の武術だ。

 そもそもこの流派は500年の歴史を持っているが、世間に知られてはいない。


 なぜならこの流派は戦国時代、忍びの技術として作られた物だからだ

だからこそ殺しも戦闘もありであった




 学校からの帰り道


「疲れた」(でも道場には行かないといけないし…)

「大丈夫?匠」

「うん。ありがと桜」


 彼らはこんな日常の会話をしているが、状況は普通ではなかった。


 なぜなら彼らはものすごいスピードで走りながらこの話をしていたのだ。

 そのスピードは脅威の時速60キロ

 普通の人間が走って出せるスピードではないのは明白だ。


 しかし彼らにはまだ余裕があった。

 なぜなら伊丹流を習得し、免許皆伝まで至っている2人にとっては簡単な事であったからである。


 そんなこんな話しているうちに彼らは道場に着いてしまった。

「今日も行くか。あのクソジジイのところに」

「師匠の事そんなふうに呼んじゃだめだよ?」

「別に良いじゃねえかよ。実際クソジジイなんだからよ」

「中の師匠に聞かれるよ?」

「あああああああそれはマズイ。早く入ろうぜ桜」


「おう弟子ども。おかえり。早く着替えてこい。今日の修行始めるぞ



そこからはいつもの地獄の訓練の始まりだった。


まずは基礎体力をつけるためのランニングが平井町を軽く100周、師匠との刀を使った実戦など。


その他色々………


これがいつもの日常だった。




しかし今日は違った……



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