第2話
私は疑問に思ったことを姉に問う。
「…異世界転生…って、いうかタイムスリップ?どうやったのwマジなの??」
私は2年も音沙汰のなかった姉の行方が警察にも見つけられなかったことから最初からその話の真実味については本当は疑ってはいなかったのだが…訊くだけ訊きたかった。
「いやア、ちょいと国立博物館に侵入して古今和歌集を読み込んでみたらさア、白川郷の乾拭屋根に放火したら地元の神の怒りで異世界転生できるって書いてあったのよ。それで現実に飽きて来てたしこりゃいいやと思いやったみたってわけ。そしたら戦国時代に飛ばされたって訳よ。異世界行きたかったのになんという誤算w」
と言って姉はククッと笑ってみせる。
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