2.二元論
案外、ぞんざいな行動力と適当な決断力は、
意味深な思考の果ての微々たる成果。
「存外、未来は絶望に染まっている」
過去の偉人は決まって言うけれど、
私の英知は永久不滅に問答する。
「人類の究極のなれの果ては無知なこと」
不可思議と解いて、
意外に既知の自分と知る無知。
時には誰かが私を痴れ者と嘲笑する。
不可視化された真実と、
可視化された問題。
細分化された未来を束縛する。
直感で選択したその解決法。
無機質な感覚で並んだ私の思考は、
何者にも左右されない2つの理論。
何事も不可思議の探求。
何事も既知の整然。
単純明解な回答なんて不必要。
存在するは未知に満ちた不完全さの証明。
この足を1歩踏み出す。
ここをスタートラインと仮定するならば、
きっと私のゴールは、今、まさに立っているこの場所。
答えは可視できるもののようで不可視なもの。
それを証明できるのはきっと、
私を見つめる自分、客観論。
大体、健在な思考力と相応な記憶力は、
深層的な心理の果ての微々たる本心。
「絶対、絶望は未来を作り上げる」
過去の天才は決まって言うけれど、
私の知新は永久不滅に否定する。
「人類の究極の未来の果ては不完全」
デタラメに決めて、
意外と真理の真実を知る単純。
ある時閃いた私の見解を嘲笑する。
具現化された真実と、
抽象化された問題。
未分化された明日を解き放つ。
論理で選択したその証明法。
無機質な感情で泳いだ私の思考は、
何者にも左右されない2つの挑戦。
何事も不可思議の迷宮。
何事も既知の進行。
単純明解な回答なんて不必然。
存在するは未知に満ちた必然的な証明。
この足を1歩踏み出す。
ここをゴールラインと仮定するならば、
きっと私のスタートは、今、まさにそう考えた瞬間。
答えは思考できるもののようで感覚的なもの。
それを証明できるのはきっと、
私を感じる自分、主観論。
この1歩を『1』と決めてみる。
そこに始まりのラインを引いてみるならば、
そこに終わりのラインも同時に引いてみる矛盾。
答えは可視できるもののようで不可視なもの。
それを証明できるのはきっと、
私と自分との、二元論。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます